TKが日常的にやっているミニッツのメンテナンスをご紹介します。

 

常に同じようなマシン状態にしておきたいので、簡易的なメンテを頻繁に行うスタイルでやっています。

 

新品パーツへの交換は、壊れた場合と適正範囲を超えて消耗した場合のみで、明確な理由が無い場合は交換していません。

 

日常のメンテナンス項目
・キングピン周り

即乾性フッ素コート剤をアームのボールやナックルの上下などに直接垂らし、ナックルを上下に動かして馴染ませて自然乾燥。

 

・ナックル周り

ホイールが接触する部分に絡まっているゴミを除去。

 

・デフシャフト周り

ホイールが接触する部分に絡まっているゴミを除去。


・フロントのベアリング

ホイールから外さずにパーツクリーナーを少量注入し、スムーズに回るようになるまで何度か注入と回転を繰り返す。その後にシンセティックオイルのスーパーソフトを一滴垂らして馴染ませる。

パーツクリーナーがプラパーツに付着すると割れやすくなるとか良く言いますが、TKはこのパーツクリーナーを使って割れやすくなったことはありません。

 

・リアのベアリング

デフシャフトをモーターマウントに付けたままで、上記のフロントベアリングと同じ感じでやります。

MM2のプラマウントはパーツクリーナーが付着しまくりますが、MM2発売当初からプラマウントを交換した記憶がありませんw プラパーツにパーツクリーナーがダメ説は、速乾性クリーナの場合はほとんど関係無いと思うTK。どうなの?


・フリクション周り

TKのナローツーリングマシンのフリクションプレートにはタミヤのデフグリスを塗っています。フリクション周りは分解せずに、直接フリクションプレートにパーツクリーナーを少量吹きかけて、完全に拭き取って塗り直します。

 

・ロールダンパー周り(カネリンク)

TKのワイドツーリングとオープンマシンではカネリンクを使用し、京商のデフギヤグリス#15000を塗っています。カネリンク周りは分解せずに、直接ロールダンパーにパーツクリーナーを少量吹きかけて、ダンパーをシコシコ動かしてある程度グリスを除去してからグリスを塗り直します。


・ピッチングダンパー

TKのピッチングダンパーはDWSインナーチューブダンパーMDW101を使用し、京商のデフギヤグリス#30000を塗っています。ダンパーを分解せずに、直接ダンパーのグリスが付着している箇所にパーツクリーナーを少量吹きかけて、ダンパーをシコシコ動かしてある程度グリスを除去してからグリスを塗り直します。


・モーターの軸受けベアリング

モーターマウントに付けたままで、パーツクリーナーを少量注入し、スムーズに回るようになるまで何度か注入と回転を繰り返す。その後にシンセティックオイルのスーパーソフトを一滴垂らして馴染ませる。


・バッテリー端子

パーツクリーナーを染みこませた綿棒で拭く。

 

以上が日常のメンテナンスです。

TKのメンテはかなり雑に感じましたか?w

ほとんどのパーツをシャーシから一切取り外さずにこれらのメンテを5分以内でやるので、雑と言えば雑なんですが、TKはこれらのメンテを1日の練習やレース中に何度もやっています

 

以下は特にメンテ頻度が多い箇所となります。

 

・フリクション周り:1~2回の走行毎

・モーターの軸受けベアリング:1回の走行毎

 

これぐらいの頻度でやらないと走りに少々影響する場合があるので、常にマシン状態を維持するためにやっています。

 

日常のチェック項目

・ホイール

ホイール自体が真っ直ぐ回っているかチェック。割れたり亀裂が入っていないかを見た目や触ってチェック。

 

・ホイールナット

緩みすぎていないか、締め込みすぎていないか、ホイールが正常に回転しているか、などをチェック。

 

・Tバー

シャーシに装着した状態でピッチング方向とロール方向にそれぞれ手で捻って動かし、Tバーが消耗していないかチェック。ベストな状態のTバーの動きを記憶しておくことが重要。特に左右に捻って同じようにセンターに戻って来ない場合は即交換が◎

 

・デフ

緩んでいないか、締め込みすぎていないか、ひっかかりがなく均等に回転しているか、などチェック。

 

・モーターマウント

モーターマウントのTバーが付いている箇所のビスの緩みや割れがないかをチェック。シャーシに対してTバーとモーターマウントが真っ直ぐになっているかチェック。

 

以上が日常的にチェックしている箇所です。

1日の練習やレース中に、1~2回はチェックしています。また、フェンスや他車と接触したときや転倒した場合などもチェックしています。

 

その他のメンテナンスやチェック

その他に重要なメンテ箇所としてデフ周りがありますが、TKのマシンはデフを使い込んだ状態を基準としてセッティングしているので、トラブルが無ければ3ヶ月に1回ほどしかやっていません。

 

基板やモーターの配線は、大事なレース前には少しでも不安がある箇所は再ハンダしています。また、マシンの挙動に少しでも違和感を感じた場合にもチェックしています。最低でも4ヶ月に1回ほどはやってるかも。

 

その他の箇所はシャーシをバラしたついでだったり、違和感を感じたときなどにやっていますが、1年に1~2回程ですw

 

メンテナンスのまとめ

当ブログを読んでくれている読者の方はもうおわかりだと思いますが、TKがもっとも重要視していることは、いつもの状態のマシンでセッティングや練習やレースを行う!ことです。

 

常に簡易的なメンテを繰り返して状態を維持し、たま~に完バラフルチェックメンテをやる!ってスタイルがTK流です。

 

新品パーツ大好き、常に完璧にメンテしたい、って人はそれで全然有りだと思います。ただ、その状態を維持し続けなければいけないし、その状態を維持しているからといってレースに影響するようなアドバンテージが得られるかは??あなた次第w

 

メンテナンスのスタイルは人それぞれですが、どんなやり方だとしても最終目的は、自分のマシンにとって最適な状態にすること! です。

 

↓2012年と2013年のミニッツカップファイナルAWDクラスで、2年連続で優勝したじんちゃん。AWDマシンのベアリングや駆動系をメンテした直後で、凄く良く回ると自慢していたので動画を撮ってあげました。

「シャー!」って本人が言ってる間にホイールが回っているようですが、これがじんちゃんにとって最適な状態ですw