皆さん、こんにちは。木村太陽です。
世の中には、ビジネスや経営について「語る人」がたくさんいます。 書店に行けば素晴らしいノウハウ本があふれていますし、SNSを開けばスマートなビジネス論が毎日のように流れてきます。それらを見るたびに、「なるほど、勉強になるな」と思うことも多いはずです。
しかし、実際に自分でビジネスを立ち上げ、動かそうとしたときに、一つの大きな壁にぶつかります。
「机の上の理論通りには、まったく物事が進まない」
という現実です。
私が身を置いている事業家集団という環境の最大の特徴は、ここにあります。 ここは、綺麗なビジネスモデルを批評し合う場所ではありません。泥臭く、リアルに、今まさに自分の足で立って「実際に事業を動かしている人たち」が集まるコミュニティです。
今回は、私がこの環境のなかで目撃し、自らも体感してきた「リアルな実践の価値」について、生々しい経験を交えてお伝えします。
1. 1枚のチラシ、1杯のコーヒーから始まるリアル
「事業を起こす」と聞くと、多くの人は大がかりな資金調達や、最先端のITシステムの開発といった華やかな大事業をイメージするかもしれません。
しかし、事業家集団にいる仲間たちが実践している一歩目は、驚くほど地道で、具体的です。
例えば、ある仲間は地域に根ざしたカフェをオープンさせるために、ターゲットとなる街の特性を自分の足で歩いて調査し、メニューの価格設定を何度も練り直していました。 またある仲間は、こだわりの生産者さんと直接交渉し、その想いを乗せたプロダクトを届けるために、自らポップやチラシをデザインし、一軒一軒配って歩いていました。
私も彼らの姿を間近で見ながら、自分の事業の立ち上げに奔走してきました。
競合となるお店に何度も足を運んで顧客層を分析したり、お客様が本当に求めている価値は何かを深夜まで徹底的に議論したり……。 スマートさとは程遠い、泥臭い試行錯誤の連続です。
しかし、これこそが「実際に事業をする」ということです。 売上が1円も上がらない恐怖を味わい、初めてお客様が自分のサービスにお金を払ってくださった瞬間の震えるような感動を知る。
本を読んだだけ、セミナーを聞いただけの「評論家」には絶対に分からないリアルな感覚が、このコミュニティには常に満ちあふれています。
2. 「現在進行形」の経験をシェアし合う価値
一般的なビジネススクールやセミナーと、私たちのコミュニティが決定的に違うのは、アドバイスをくれる先輩や仲間たちが「過去の成功体験だけで話をしていない」という点です。
時代の変化は激しく、3年前に通用したノウハウが、今日通用するとは限りません。
事業家集団のメンバーは、全員が「現在進行形」で打席に立ち続けています。 だからこそ、交わされる会話の純度が極めて高いのです。
「先週から始めた新しいWebマーケティングの施策で、こういうエラーが出た」 「最近の物価高騰に対して、顧客満足度を落とさずに客単価を上げるために、こういうメニュー改定をおこなった」
こういった、今まさに現場で起きている生きた課題と、それに対する泥臭い解決策がリアルタイムでシェアされます。
綺麗にパッケージ化された過去の成功事例ではなく、今まさに血が通っている現在進行形のプロセス。 お互いが実際に事業をやっているからこそ、言葉の重みが違います。厳しいフィードバックの中にも、相手の挑戦を心からリスペクトする温かさがある。
この環境に身を置いているからこそ、独りよがりの経営に陥ることなく、常に時代の最先端の感覚をアップデートし続けることができています。
3. 個人の「ビジョン」を事業という形に昇華する
私たちがなぜ、これほどまでに泥臭い実践を続けられるのか。 その原動力となっているのが、一人ひとりが掲げる明確なビジョンです。
単に「お金を稼ぎたい」「会社を辞めて自由になりたい」という表面的な動機だけでは、事業立ち上げの初期に必ず訪れる数々の困難を乗り越えることはできません。
-
自分がどんな価値を社会に提供したいのか
-
関わる人たちをどう幸せにしたいのか
-
どんな未来を、自分の事業を通じて創り出したいのか
事業家集団では、この根底にある「志」やビジョンを徹底的に深掘りします。 そして、そのビジョンを単なる「絵に描いた餅」で終わらせるのではなく、目の前の具体的な売上や、店舗運営、組織づくりといった「目に見える事業の形」へと落とし込んでいきます。
仲間たちの数だけ、異なる素晴らしいビジョンがあります。 それぞれの故郷や、大切にしたい文化、解決したい社会課題に向き合い、それをビジネスというサステナブルな(持続可能な)仕組みへと昇華させていく。
お互いのビジョンを誰よりも信じ、時には厳しく進捗を追いかけ、成果が出たときには自分のことのようにハイタッチして喜ぶ。
この「志」で繋がった強力な伴走者がいるからこそ、私たちは孤独な経営の道を、高いエネルギーを維持したまま進み続けることができるのです。
4. 語るのをやめ、まずは現場へ立とう
もし、あなたが今、「いつか自分の力で事業をやってみたい」「もっと自分の可能性を試したい」と思いながら、ノウハウ集めや準備ばかりに時間を費やしているとしたら。
厳しいようですが、準備をどれだけ重ねても、実際の打席に立たなければ経験値は1ミリも溜まりません。
まずは、小さくてもいいから実際にアクションを起こしてみること。 市場にお客さんを呼び、価値を提供し、その対価をいただくという「ビジネスの原理原則」に、自分の身を投じてみることです。
私たちが所属するコミュニティには、その一歩を踏み出し、すでに打席でバットを振り回している最高の仲間たちがいます。
綺麗でスマートな成功ルートはありません。 しかし、自らのビジョンに向かって泥臭く実践を積み重ねた先には、他の何物にも代えがたい「自分自身の基準の引き上げ」と、本物の経営者としての実力が待っています。
現状に満足せず、自らの手で未来を切り拓きたいという熱い想いを持った方と、現場でお会いできるのを楽しみにしています。一緒に、それぞれのビジョンを現実にしていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本記事は、事業家集団で大切にしている経営者視点・原理原則の一例です。
公式HP https://www.jigyokasyudan.jp/


