冷戦期、NATOとソ連を盟主とする軍事同盟のワルシャワ条約機構がヨーロッパを2分していた。赤の斜線はアルバニアである。この国は1968年にワルシャワ条約機構から脱退した。


紺の部分が冷戦終了時のNATOの範囲である。


1989年にベルリンの壁が崩れ冷戦が終わった。翌1990年に東西ドイツが統一され、1991年にはソ連が崩壊した。その翌年の1992年にはNATOは旧東ドイツをも、その守備範囲とするようになった。


1999年のポーランド、チェコ、ハンガリーがNATOに加盟した。いずれも、かつてのソ連中心の軍事同盟ワルシャワ条約機構のメンバーである。


2004年スロベニア、ブルガリア、ルーマニア、スロバキアとバルト三国と呼ばれるエストニア、ラトビア、リトアニアがNATOに加盟した。バルト三国は、かつてのソ連の一部だった。


2009年、クロアチアとアルバニアがNATOに加盟した。


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