「特定非営利活動法人 パレスチナ子どものキャンペーン」からの報告です。


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パレスチナ子どものキャンペーンです。


パレスチナ子どものキャンペーンでは、現在、ガザで日本人スタッフが現地スタッフと一緒に食料と生活物資の配布を行っています。


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 食料配布
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西岸から搬入した缶詰など乾物の配布を、南部のラファで貧困家庭を対象に実施しました。配布を実施したラファ東部にはこれまで全く支援が入っておらず、予想以上に喜ばれました。ヨルダン川西岸からガザへの物資搬入に恐ろしく時間がかかり、停戦前に準備を始めた物資が届いたのが3月という状況でした。


また、聴覚障がい者の家族や母子家庭などを対象とした生鮮食料品(野菜や卵など)の配布も実施しました。多くの家族は現金収入がなく、援助物資の缶詰に頼る生活で、生鮮食料品を全く買えない状況なので大変に喜ばれました。


生鮮食料品はガザの農家から買い上げたものです。春は収穫期ですが、戦争と経済悪化のために出荷もままならず、農家も非常に困っていました。農業委員会の協力で、こうした農家から農産物を買い上げ、それを必要な家族に配布したのです。現地では「貧者から貧者へ」と呼ばれるプログラムです。ガザ経済の活性化にも一役かったと思います。


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 子どもの衣料と靴
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生活物資については、南部ハンユニスで今週実施します。700人の家を失ったりして被害を受けている子どもたちに、シャツとズボン、そして靴を配布します。親たちは食べ物を確保するのに精一杯で、家を失った子どもたちは着の身着のままです。断水も続き洗濯もままならない状況や、瓦礫やぬかるみで裸足では危険な場所も多いのです。


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 保健活動と心理サポート
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今月後半からは、1000人の子どもを対象にした検診と栄養補給、女性のための医薬品の提供、日本人看護師の派遣を予定しています。


また、アトファルナろう学校やナワール子どもセンターでは、現在、心理サポート事業が続いていますが、それを担当するスタッフたち自身もストレスを抱えていて、「燃え尽き」ないよう彼らへのケアが非常に大事になっています。スタッフを対象とした心理サポートも開始します。


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☆ご協力のお礼


こうした活動が実施できるのは、皆様のご協力のおかげです。この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。

ご寄付いただいたお一人お一人のお名前を列挙することはできませんが、大変に多くの市民の皆様と市民のグループにご協力をいただいたことに、心から感謝申し上げます。なお、領収書の発送が遅れておりますこと、どうぞお許しください。


また、立正佼成会一食平和基金、妙智会ありがとう基金、毎日新聞大阪社会事業団、ジャパンプラットフォームなどからも資金のご協力をいただいたことに感謝しつつご報告します。

※近日中にホームページにも写真をアップする予定です。


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特定非営利活動法人 パレスチナ子どものキャンペーン
Campaign for the Children of Palestine(CCP)
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