先週の日経平均は1193円安(-3.00%)、ダウは39ドル高(+0.09%)だった。9月の日経平均は728円安(-1.88%)、ダウは767ドル高(+1.85%)高。

30日、日経平均は1910円安と大幅下落。先週の自民党総裁選で高市氏が総裁に選出されると見込んだ買いが巻き戻されて木・金に急上昇した分をすべて吐き出した。東京エレク(-7.95%)、ファーストリテ(-3.44%)、ソフトバンクG(-7.32%)、アドバンテスト(-6.49%)が下げ4銘柄で日経平均を633円押し下げた。東証プライム市場の売買代金は6兆1216億円。(37919.55円)
ダウは17ドル高と小幅に3日続伸。パウエルFRB議長は、経済が予想通りであれば今後0.25%ずつ2回の利下げを予想。年内3回の利下げを見込む市場は失望し一時383ドル安まであった。その後は押し目買いも入りプラスに浮上して引けた。アップル(+2.29%)やホーム・デポ(+1.42%)が高い。(42330.15ドル)
東京時間141.64の安値をつけたUSD/JPYは、欧米時間はドル買い・円売りが優勢。一時143.37の高値があった。パウエルFRB議長「経済が予想通りに進展すれば、今年はさらに2回の利下げが行われ、合計0.50%となる」との見解を示した。
ラガルドECB総裁は議会証言で「欧州の回復は逆風に直面している」と追加利下げに含みを持たせる発言をするとEUR/USDは1.1114まで下がる場面があった。

1日、日経平均は732円高と反発。USD/JPYが144円台半ば付近まで円安にふれ株式市場は買い戻しが優勢となった。日経平均は一時798円高まで上昇。三菱重工(+7.84%)、IHI(+7.35%)が年初来高値を更新するなど防衛関連株が買われた。東証プライムの売買代金は4兆1843億円。(38851.97円)
ダウは173ドル安と4日ぶりに反落。イランがイスラエルにミサイルを発射。中東の地政学リスクが高まりダウは一時384ドル安まで下落した。インテル(-3.28%)、アップル(-2.91%)、マイクロソフト(-2.23%)が下げた。エヌビディア(-3.66%)も下げNASDAQも1.53%安と反落。(42156.97ドル)
9月のISM製造業PMIは47.2と市場予想の47.5を下回った。8月のJOLTS求人件数804万件と予想を上回った。中東の地政学リスクからUSD/JPYは一時142.95まで下落したがその後は143円台後半まで戻した。EUR/USDは10月のECB理事会での追加利下げ観測から1.1046の安値。

2日、日経平均は843円安と反落。中東の地政学リスクで海外市場が軟調、USD/JPYが一時143円台半ばと円高方向にふれ日経平均は一時1000円安まであった。アップルの新型iPhoneの需要低調との見方を受けてTDK(-5.13%)、村田製作所(-3.94%)が安い。東証プライムの売買代金は4兆3895億円。(37808.76円)
ダウは39ドル高と小幅に反発。中東の地政学リスクから188ドル安まであった。9月のADP雇用統計14.3万人増と市場予想を上回った。米景気に対する楽観に繋がりダウは持ち直した。セールスフォース(+3.18%)が上昇する一方で6-8月期決算で売上高が予想を下回ったナイキが6.77%安。(42196.52ドル)
石破首相植田日銀総裁との会談後「個人的には現在、追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」と発言。円売りが進み一時146.51まで上昇。強い米雇用指標を受け米10年債利回りは一時3.81%まで上昇。EUR/USDは1.1033ドルまで下げた。

3日、日経平均は743円高と反発。前日石破首相が今は追加利上げの環境ではないと明言、USD/JPYは一時147円台前半まで上昇。トヨタ(+1.25%)など輸出企業に買戻しが入った。ディスコ(+7.99%)、レザーテック(+4.04%)、東京エレクトロン(+2.71%)など半導体関連も上昇。東証プライムの売買代金は4兆2946億円。(38552.06円)
ダウは184ドル安と反落。イスラエルが報復としてイランの石油施設などを攻撃する警戒感からダウは一時348ドル安まであった。9月のISM非製造業景気指数54.9と予想を大きく上回りダウは下げ幅を縮める場面もあった。メルク(-1.70%)、ボーイング(-1.55%)、ナイキ(-1.20%)などが安い。(38552.06ドル)
東京時間USD/JPYは147.24まであった。NY時間にISM非製造業指数が予想を上回るとUSD/JPYではと円売り・ドル買いが優勢となり一時147.18まで上昇。その後は明日に雇用統計を控え146円台後半で横ばい。EUR/USDは一時1.1008の安値まであった。その後も1.10台前半で横ばい。

4日、日経平均は83円高と続伸。日経平均は一時マイナスの場面もあったが、今晩米雇用統計を控え前日の終値を付近で小動き。ファーストリテ(+1.48%)が株式分割後の上場来高値を更新、アドバンテスト(+1.59%)も高い。米港湾スト終結で運賃上昇期待が?落し日本郵船(-9.41%)、商船三井(-9.41%)が急落。東証プライムの売買代金は3兆8802億円。(38635.62円)
ダウは341ドル高と4日ぶりに終値の史上最高値を更新。9月の雇用統計は非農業部門雇用者数が25.4万人増と予想を大幅に上回った。失業率も4.1%と改善。米経済のソフトランディング期待が高まった。FRBの大幅追加利下げ観測が後退。JPモルガン・チェース(+3.55%)やアメックス(+3.02%)、ゴールドマン・サックス(+1.86%)が上昇。(42352.75ドル)
堅調な米雇用統計を受けて米10年債利回りは一時3.98%と8月9日以来約2ヶ月ぶり水準まで上昇。USD/JPYは一時149.00と約1ヶ月半ぶりの高値。EUR/USDでもドル買い・ユーロ売りが優勢一時1.0951と8月15日以の安値。

 

参照⇒

 

 

 

TOPIX日足

 

ダウ日足

 

NASDAQ日足

 

USD/JPY日足


【今週の経済指標】

10月7月(月)
中国(国慶節)休場

独 8月製造業新規受注:予想-(前月2.9%)

欧 8月ユーロ圏小売売上高:予想0.2%(前月0.1%)

チポローネECB専務理事、講演
レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、質疑応答

10月8日(火)

豪 10月Westpac消費者信頼感指数:予想-(前月-0.5%)

日 8月国際収支(経常収支):予想30000.0億円(前月31930.0億円)
日 8月国際収支(貿易収支):予想-5324.0億円(前月-4827.0億円)

日 9月景気ウォッチャー調査(現状判断DI):49.2(前月49.0)
日 9月景気ウォッチャー調査(先行き判断DI):予想50.4(前月50.3)

独 8月鉱工業生産:予想-(前月-2.4%)

米 8月貿易収支:予想-713.0億ドル(前月-788.0億ドル)

ボスティック米アトランタ連銀総裁☆、講演
クーグラーFRB理事、講演
コリンズ米ボストン連銀総裁、講演
米財務省、3年債入札

10月9日(水)
韓国(ハングルの日)休場

NZ RBNZ政策金利発表:50bp利下げ4.75%(前回25bp利下げ5.25%)

独 8月貿易収支:予想-(前月170.0億ユーロ)

米 8月卸売在庫:予想0.2%(前月0.2%)

ローガン米ダラス連銀総裁、講演
グールズビー米シカゴ連銀総裁、あいさつ
米財務省、10年債入

翌3:00
FOMC議事録(9月17日-18日分)

10月10日(木)

英 9月RICS住宅価格指数:予想-(前月1.0%)

日 9月国内企業物価(前年比):予想2.3%(前月2.5%)

米 9月消費者物価指数:予想0.1%(前月0.2%)
米 9月消費者物価指数(前年比):予想2.3%(前月2.5%)
米 9月消費者物価指数(食品・エネルギー除くコア):予想0.2%(前月0.3%)
米 9月消費者物価指数(食品・エネルギー除くコア)(前年比):予想3.2%(前月3.2%)

米 週間新規失業保険申請件数:予想-(前週22.5万件)

デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、講演
ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁☆、あいさつ
米財務省、30年債入札

10月11日(金)
香港(重陽節) 休場

英 8月GDP:予想0.0%(前月0.0%)
英 8月鉱工業生産指数:予想-(前月-0.8%)
英 8月鉱工業生産高:予想-(前月-1.0%)
英 8月貿易収支:予想-(前月-75.14億ポンド)

独 9月消費者物価指数(確報値):予想0.0%(前回0.0%)
独 9月消費者物価指数(前年比)(確報値):予想1.6%(前回1.6%)
独 9月消費者物価指数(HICP)(確報値):予想-0.1%(前回-0.1%)
独 9月消費者物価指数(HICP)(前年比)(確報値):予想1.8%(前回1.9%)

加 8月住宅建設許可:予想-8.6%(前月22.1%)

米 9月生産者物価指数:予想0.1%(前月0.2%)
米 9月生産者物価指数(前年比):予想1.7%(前月1.7%)
米 9月生産者物価指数(食品・エネルギー除くコア):予想0.2%(前月0.3%)
米 9月生産者物価指数(食品・エネルギー除くコア)(前年比):予想2.7%(前月2.4%)

米 10月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値):予想70.0(前月70.1)

ローガン米ダラス連銀総裁、パネルディスカッションに参加

※指標などの発表予定は予告なく変更になる場合があります。数値等につきましてはご自身でご確認頂くようお願いします。ランニング