先週の日経平均は986円高(+2.56%)、ダウは31ドル安(-0.08%)だった。5月の日経平均は1095円高(+2.85%)、ダウは432ドル高(+1.12%)。

24日、日経平均は208円高と反発。前場途中までは前日終値を割り込む場面もあったが、徐々に上値を切り上げると一時309円高まで上昇。USD/JPYが160円手前まで上昇しトヨタが2.47%高、三菱UFJ(+2.10%)なども高い。東証プライムの売買代金は3兆4666億円。(38804.65円)
ダウは260ドル高と5日続伸。一時420ドル高まであったがエヌビディアは6.68%安と続落しNASDAQは1.07%安となった。アムジェン(+3.24%)、ゴールドマン・サックス(+2.65%)、シェブロン(+2.60%)が高い。(39411.21ドル)
USD/JPYは東京時間に一時159.92と4月29日以来の高値をつけた。その後欧州時間に158.73まで下落したが再び159円台に戻した。EUR/USDはユーロ買い・ドル売りが優勢で一時1.0746と3日ぶりに反発。

25日、日経平均は365円高と続伸し6月11日以来に3万9000円台を回復して引けた。前場は昨晩の米国市場で半導体関連株が売られた流れを受けてマイナスの場面もあった。しかしトヨタ(+4.63%)や三菱UFJ(+3.93%)、三井住友FG(+3.19%)などの銀行株が買われる流れが続いた。一方でディスコ(-5.54%)やレーザーテック(-3.19%)などが安い。東証プライムの売買代金は3兆9594億円。(39173.15円)
ダウは299ドル安と6日ぶりに反落。6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数100.4と前月から低下し、ホーム・デポ(-3.58%)、ナイキ(-2.49%)、ウォルマート(-2.15%)など消費関連が弱い。一方でエヌビディア(+6.76%)、アルファベット(+2.68%)、メタ(+2.34%)などが上昇しNASDAQは4日ぶりに反発。(39112.16ドル)
ボウマンFRB理事「米国のインフレ率はしばらくの間高止まりすると予想」と利下げを急がない姿勢を示した。米10年債利回りは4.25%に上昇。USD/JPYは159.76まであった。EUR/USDではドル買い・ユーロ売りが先行し一時1.0691まであったがその後1.07台に持ち直した。

26日、日経平均は493円高と3日続伸し4月12日以来の高値。米国市場で半導体関連株が大幅反発した流れを受けて、東京エレク(+3.63%)、アドバンテスト(+7.02%)が高い。ファーストリテ(+1.00%)、ソフトバンクG(+1.58%)も上げ4銘柄で日経平均を300円押し上げた。東証プライムの売買代金は4兆2538億円。(39667.07円)
ダウは15ドル高と小幅反発。アマゾン(+3.90%)、アップル(+2.00%)などハイテク株の一角が上昇しダウを支えた。NASDAQは小幅続伸したがクアルコム(-2.39%)やAMD(-1.69%)の下落でSOX指数は反落。(39127.80ドル)
FRBが早期利下げに慎重との見方から米10年債利回りは4.33%台に上昇。USD/JPYは160.87と4月29日の高値160.17を超えた。EUR/USDはユーロ売り・ドル買いが優勢。一時1.0665まで下落。

27日、日経平均は325円安と4日ぶりに反落。米国で引け後決算を発表したマイクロンが6-8月の売上見通しが予想を下回り時間外で下落し、東京市場でも東京エレク(-2.38%)、ディスコ(-2.67%)、レーザーテック(-2.18%)など半導体関連が売られた。東証プライムの売買代金は3兆9859億円。(39341.54円)
ダウは36ドル高と小幅続伸。前日に決算を発表したマイクロンが7.12%安、エヌビディアも1.91%安と下落したがセールスフォース(+3.99%)やアマゾン(+2.19%)が上げダウを支えた。(39164.06ドル)
米第1四半期実質GDPの確報値前期比年率で1.4%と前回から上方修正された。週間新規失業保険申請件数23.3万件と強い結果となった。米10年債利回りは4.28%に低下。USD/JPYは160.28の安値があったが買い戻され160.82の高値まであった。EUR/USDはユーロ買い・ドル売りが優勢で一時1.0726まで上昇。

28日、日経平均は241円高と反発。朝方発表された国内の経済指標で6月の東京都消費者物価指数前年比2.1%と前月から上昇。日銀の早期利上げ観測が高まり三菱UFJ(+3.88%)、三井住友FG(+2.63%)、みずほFG(+1.79%)などメガバンクが新高値を更新しTOPIXは3月22日以来の年初来高値更新。東証プライムの売買代金は4兆2833億円。(39583.08円)
ダウは45ドル安と反落。朝方に279ドル高まであったが3-5月期決算で売上高が市場予想を下回ったナイキが19.98%安しダウを120ドルほど引き下げた。S&P500とNASDAQはともに過去最高値を更新した後売りに押されてマイナスで引けた。メタ(-2.95%)やアマゾン(-2.32%)が安い。(39118.86ドル)
東京時間に為替介入を指揮した神田財務官の交代が伝わり161.28の高値まであったUSD/JPYは、5月のPCEコアデフレータ前年比2.6%と前月から鈍化し160.26の安値まであった。しかし6月のシカゴ購買部協会景気指数47.4ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値68.2と予想を上回ると160.97まで戻した。EUR/USDは月末・期末のロンドン・フィキシングに絡んだユーロ買いが優勢で1.0725まで上昇。

 

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TOPIX週足

 

 

NASDAQ週足

 

 

USD/JPY週足

 

 

 


【今週の経済指標】


7月1日(月)
香港(特別行政区成立記念日)、加(建国記念日)、休場

日 第2四半期日銀短観(大企業製造業・業況判断):結果13.0 予想11.0(前回11.0)
日 第2四半期日銀短観(大企業製造業・先行き):結果14.0 予想10.0(前回10.0)
日 第2四半期日銀短観(大企業非製造業・業況判断):予想33.0(前回34.0)
日 第2四半期日銀短観(大企業製造業・先行き):結果27.0 予想28.0(前回27.0)
日 第2四半期日銀短観(大企業全産業・設備投資):結果11.1% 予想13.8%(前月4.0%)

中 6月財新製造業PMI:結果51.8 予想51.4(前月51.7)

日 6月消費者態度指数:結果36.4 予想36.4(前月36.2)

独 6月製造業PMI(確報値):結果43.5 予想43.4(前回43.4)
欧 6月ユーロ圏製造業PMI(確報値):結果45.8 予想45.6(前回45.6)

英 5月消費者信用残高:結果15.0億ポンド 予想14.0億ポンド(前月7.0億ポンド)

英 6月製造業PMI(確報値):結果50.9 予想51.4(前回51.4)

独 6月消費者物価指数(速報値):結果0.1% 予想0.1%(前月0.1%)
独 6月消費者物価指数(速報値)(前年比):結果2.2% 予想2.2%(前月2.4%)
独 6月消費者物価指数(速報値)(HICP):結果0.2% 予想0.2%(前月0.2%)
独 6月消費者物価指数(速報値)(HICP)(前年比):結果2.5% 予想2.5%(前月2.6%)

米 6月製造業PMI(確報値):結果51.6 予想51.7(前月51.7)

米 5月建設支出:結果-0.1% 予想0.2%(前月0.3%)
米 6月ISM製造業景気指数:結果48.5 予想49.0(前回48.7)

ラガルドECB総裁、講演
「インフレの不透明性評価には時間が必要」
「ECBの仕事は終わっていない。警戒を維持する必要」

7月2日(火)

NZ NZ5月住宅建設許可:結果-1.7% 予想-(前月-2.1%)

RBA理事会議事要旨
「インフレの上振れリスクに引き続き警戒する必要性を示唆する情報がいくつかあった」
「インフレ期待はインフレ目標と一致していると判断された一方で、市場が示唆するリスクプレミアムの増加はインフレ期待がより広範に上昇するリスクが高いことを示唆」
「5月の会合以降に入手した総合データはインフレ率が2026年までに目標に戻るという評価を変えるには十分ではなかったとの認識で一致」
「インフレ率を目標に戻すことは引き続き理事会の最優先事項であり、その結果を達成するために必要な措置を講じる」

欧 6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP):結果0.2% 予想0.3%(前月0.2%)
欧 6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP )前年比:結果2.5% 予想2.5%(前月2.9%)
欧 6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP・コア)(前年比):結果2.9% 予想2.8%(前月2.9%)

欧 5月ユーロ圏失業率:結果6.4% 予想6.4%(前月6.4%)

米 5月JOLTS求人件数:結果814.0万人 予想786.6万人(前月791.9万人)

デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁
「あらかじめ決められた金利の道筋はない」
「今年のインフレは上下するだろう」
「今年前半よりも後半の方が経済は強くなる」

グールズビー米シカゴ連銀総裁
「インフレ指標の改善が続いている」
「現在、米国の金利は引き締め的である」
「インフレが正常化すれば、金利も正常化するだろう」
「労働市場にいくつかの警告サイン」
「金利を長期間にわたって引き締め的な水準に保つことは問題」
「実体経済の減速を示す警告サインがいくつかある」
「今年のインフレ率上昇はほとんど一時的なもの、あるいは道半ばの障害のようだ」
「客観的にインフレ率は明らかに下がっている」

シュナーベルECB専務理事、討議に参加

パウエルFRB議長、講演
「予想外の労働市場の軟化は行動のきっかけになり得る」
「物価はディスインフレ傾向再開を示すようになった」
「インフレのさらなる進展を見たい」
「最新のデータは賃金の面で改善の道を進んでいることを示している」
「最新のPCEは2.6%で非常に大きな進展を示している」
「早すぎるとインフレに関してこれまで行ってきた取り組みが台無しになる可能性」

ラガルドECB総裁
「ユーロ圏のインフレは正しい方向に向かっている」
「サービスのインフレが2%になる必要はない」

7月3日(水)
米株式・債券市場は短縮取

豪 5月小売売上高:結果0.6% 予想0.2%(前月0.1%)
豪 5月住宅建設許可:結果5.5% 予想1.8%(前月1.9%)

中 6月財新サービス業PMI:結果51.2 予想53.5(前月54.0)

独 6月サービス業PMI(確報値):結果53.1 予想53.5(前回53.6)
欧 6月ユーロ圏サービス業PMI(確報値):結果52.8 予想52.6(前回53.6)
英 6月サービス業PMI(確報値):結果52.1 予想51.2(前回51.2)

欧 5月ユーロ圏生産者物価指数:結果-0.2% 予想-0.1%(前月-1.0%)
欧 5月ユーロ圏生産者物価指数(前年比):結果-4.2% 予想-4.1% (前月-5.7%)

米 6月ADP雇用者数:結果15.0万人 予想15.9万人(前月15.7万人)

米 5月貿易収支:結果-751.0億ドル 予想-760.0億ドル(前月-745.0億ドル)
米 週間新規失業保険申請件数:結果23.8万人 予想23.4万人(前週23.4万件)

米 6月サービス業PMI(確報値):結果55.3 予想55.1(前回55.1)

米 5月製造業新規受注:結果-0.5% 予想0.3%(前月0.4%)

米 5月耐久財受注(確報値):結果0.1% 予想0.1(前回0.1%)
米 5月耐久財受注(輸送除くコア)(確報値):結果-0.1% 予想-0.1%(前回-0.1%)

米 6月ISM非製造業景気指数:結果48.8 予想52.5(前月53.6)

ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁☆、討議に参加
「実質中立金利の上昇の根拠はまだ明確ではない」

翌3:00
FOMC議事録(6月11日-12日分)
「利下げへの確信得るための追加情報を待っている」
「多くの当局者は経済成長の漸進的冷え込みを認識」
「当局者はインフレ目標へのさらなる緩やかな進展を認識」
「5月CPIはインフレ進展のさらなる証拠を示した」
「多くの当局者は低所得世帯の負担を懸念」
「スタッフは失業率が2024年と2025年に緩やかに低下すると予測」
「一部の当局者は労働市場を注意深く監視する必要があると指摘」
「数人の当局者はインフレが続くか上昇する場合、利上げが必要となる可能性があると指摘」
「一部の当局者は長期金利が以前考えられていたよりも高いと指摘」
「目標を達成するには労働市場のさらなる緩やかな緩和が必要になる可能性」
「一部の当局者は貿易摩擦や地政学がインフレ目標に対するリスクと認識」

7月4日(木)
米国(独立記念日)、休場

豪:5月貿易収支 結果57.7億豪ドル 予想63.28億豪ドル(前月60.27億豪ドル)

独 5月製造業新規受注:結果-1.6% 予想0.4%(前月-0.6%)

英 6月建設業PMI:結果52.2 予想54.1(前月54.7)

7月5日(金)

独 5月鉱工業生産:結果-2.5% 予想0.2%(前月0.1%)

欧 5月ユーロ圏小売売上高:結果0.1% 予想0.1%(前月-0.2%)

加 6月雇用者数:結果-0.14万人 予想2.7万人(前月2.67万人)
加 6月失業率:結果6.4% 予想6.4%(前月6.2%)

米 6月非農業部門雇用者数:結果20.6万人 予想19.0万人(前月21.8万人)
米 6月失業率:結果4.1% 予想4.0%(前月4.0%)
米 6月平均時給:結果0.3% 予想0.3%(前月0.4%)

鈴木財務相
「円安が輸入物価を押し上げている」
「為替市場と株式市場を注意深く監視」

ウィリアムズ米NY連銀総裁☆
「FRBはインフレ目標達成に向けて大きく前進したが、なお道のり残る」
「当分の間、引き続き不透明感が、金融政策環境の明確な特徴になるだろう」

ラガルドECB総裁、講演

7月7日(日)

東京都知事選挙投開票日
フランス下院選第2回投票

※指標などの発表予定は予告なく変更になる場合があります。数値等につきましてはご自身でご確認頂くようお願いします。お月様