先週の日経平均は518円安(-1.27%)、ダウは331ドル高(+0.84%)だった。3月の日経平均は1203円高(+3.07%)、ダウは810ドル高(+2.08%)だった。

25日、日経平均は474円安と5日ぶりに反落。先週2180円上昇した反動で利益確定売りが優勢となった。神田財務官は151円台で推移する円安について「行きすぎた変動に対してはあらゆる手段を排除せずに適切な行動を取っていきたい」と為替介入を匂わせトヨタ(-1.08%)やホンダ(-2.21%)など輸出関連が軟調。東京エレク(-1.55%)やファーストリテ(-0.59%)なども弱い。東証プライムの売買代金は4兆3417億円。(40414.12円)
ダウは162ドル安と続落。欧州委員会アルファベット(-0.46%)、アップル(-0.83%)、メタ(-1.29%)を対象に初のDMA(デジタル市場法)違反で調査開始と報じられインテル(-1.74%)やマイクロソフト(-1.37%)など他のハイテク株も軟調。(39313.64ドル)
USD/JPYは151円台前半で横ばい。一時151.54の高値まであったが政府・日銀の為替介入を警戒して上値が重い。2月の米新築住宅販売件数66.2万件と予想を下回った。ボスティック米アトランタ連銀総裁「今年の利下げは1回のみと予想」グールズビー米シカゴ連銀総裁「年内3回の利下げを予想」と発言。EUR/USDは1.08台半ば付近で膠着。

26日、日経平均は16円安と小幅続落。日経平均は115円高まで上昇した後133円安に下落するなど前日終値を挟んで上下した。ファーストリテ(-1.63%)やソフトバンクG(-1.18%)が下げる一方で東京エレク(+0.54%)や信越化学(+1.45%)など半導体関連が高い。東証プライムの売買代金は4兆3525億円。(40398.03円)
ダウは31ドル安と小幅3日続落。四半期末や金曜日が休場となる為に積極的な取引は控えられた。ダウは125ドル高まで上昇する場面があったが終盤失速した。3M(-2.11%)、ボーイング(-2.04%)、ナイキ(-1.25%)などが弱い。エヌビディア(-2.53%)など半導体関連も売られNASDAQも続落。(39282.33ドル)
USD/JPYは151円台後半で膠着。2月の耐久財受注の速報値1.4%と予想を上回る一方で3月のコンファレンスボード消費者信頼感指数104.7と予想にとどかないなど強弱まちまち。EUR/USDは欧州時間1.0864の高値があったが1.0824まで下落。

27日、日経平均は364円高と3日ぶりに反発。3月末権利付き最終売買日の配当権利取りの買いや、日銀田村審議委員が講演で「現時点の経済・物価見通しを前提にすると、当面、緩和的な金融環境が継続すると考えている」と発言し151.97まで円安が進んだことも影響し一時581円高となった。東証プライムの売買代金は5兆2189億円。(40762.73円)
ダウは477ドル高と4日ぶりに反発。週末が3連休ということもあり、引けにかけて上げ幅を拡大した。メルク(+4.96%)やインテル(+4.24%)が上昇。一方でエヌビディア(-2.50%)やネットフリックス(-2.50%)が高い。(39760.08ドル)
田村日銀審議委員の発言を受けて東京時間でUSD/JPYは一時151.97と1990年7月以来高値をつけた。財務省・金融庁・日銀による3者会合が開催され151.02まで下げる場面も。EUR/USDはECBの早期利下げ観測から上値が重く一時1.080台まで下落。

28日、日経平均は594円安と反落。3月期末配当権利落ち分が264円あり、利益確定売りが優勢。日経平均の下げ幅は一時708円まで拡大した。信越化(-3.12%)、アドテスト(-1.62%)、東京エレク(-0.63%)など半導体関連が弱い。東証プライムの売買代金は4兆9134億円。(40168.07円)
ダウは47ドル高と小幅続伸。ダウは終値でのS&P500は取引時間中の史上最高値を更新。3連休を控え方向感は乏しかった。3M(+1.42%)やウォルトディズニー(+1.14%)が上昇、アップル(-1.68%)、メタ(-1.68%)などのハイテク株が軟調。(39807.37ドル)
米第4四半期実質GDP前期比年率3.4%と上方修正、3月のシカゴ購買部協会景気指数41.4と予想を下回った。USD/JPYは151.15付近まで下げる場面があったが151円台前半で推移。EUR/USDは一時1.0775と2月20日以来の安値をつけた。その後1.08台を回復する場面もあったが上値は重い。

29日、日経平均は201円高と反発。昨晩の米国市場が上昇、昨日の東京市場の下げの反動で底堅く推移した。日経平均は月の終値として初めて4万円台で引けた。昨年度終値2万8041円から1万2327円上昇(+46.96%)上昇。東証プライムの売買代金は5兆890億円。(40369.44円)
NY市場は休場。

 

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日経平均週足

 

NASDAQ週足

 

USD/JP週足


【今週の経済指標】

4月1日(月)
NZ、豪、香港、独、英(イースターマンデー)休場

日 第1四半期日銀短観(大企業製造業・業況判断DI):結果11.0 予想11.0(前回12.0)
日 第1四半期日銀短観(大企業非製造業・業況判断DI):結果34.0 予想32.0(前回30.0)
日 第1四半期日銀短観(大企業製造業・先行き):結果10.0 予想10.0(前回8.0)
日 第1四半期日銀短観(大企業非製造業・先行き):結果27.0 予想31.0(前回24.0)
日 第1四半期日銀短観(全企業製造業・設備投資):結果4.0% 予想9.5%(前回13.5)

中 3月財新製造業PMI:結果51.1 予想51.1(前月50.9)

米 3月製造業PMI(確報値):結果51.9 予想52.5(前回52.5)

米 2月建設支出:結果-0.3% 予想0.7%(前月-0.2%)
米 3月ISM製造業景気指数:結果50.2 予想48.5(前月47.8)

4月2日(火)

3月RBA理事会議事要旨
「3月の会合で利上げの議論をしなかった」
「インフレ目標への復帰が最優先課題であり、合理的な期間内にそれが起きると十分に確信できるまで時間がかかる」
「雇用市場の成果を可能な限り維持することの重要性に言及」
「一定期間、需要が供給を上回り続けると判断」
「インフレは高止まりながらも徐々に目標に向けて低下」
「経済見通しは不確実だが、リスクは概ね均衡している」
「政策金利の将来変更について、排除も決め手もないことで合意」

独 3月製造業PMI(確報値):結果41.9 予想41.6(前回41.6)
欧 3月製造業PMI(確報値):結果46.1 予想45.7(前回45.7)
英 3月製造業PMI(確報値):結果50.3 予想49.9(前回49.9)

英 2月消費者信用残高:結果14.0億ポンド 予想16.0億ポンド(前月18.0億ポンド)

独 3月消費者物価指数(速報値):結果0.4% 予想0.5%(前月0.4%)
独 3月消費者物価指数(前年比)(速報値):結果2.2% 予想2.2%(前月2.5%)
独 3月消費者物価指数HICP(速報値):結果0.6% 予想0.7%(前月0.6%)
独 3月消費者物価指数HICP(前年比)(速報値):結果2.3% 予想2.4%(前月2.7%)

米 2月JOLTS求人件数:結果875.6万人 予想877.0万人(前月886.3万人)
米 2月製造業新規受注:結果1.4% 予想1.0%(前月-3.8%)
米 2月耐久財受注(確報値):結果1.3% 予想1.4%(前回1.4%)
米 2月耐久財受注(輸送除くコア)((確報値):結果0.3% 予想0.5%(前回0.5%)

ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁☆、討議に参加

メスター米クリーブランド連銀総裁☆、あいさつ
「今年後半に利下げができると引き続き予想しているものの、次回会合では利下げはできないだろう」
「経済が期待通りになればFRBは段階的な利下げが可能」
「政策にとってより大きなリスクは早すぎる利下げ」
「好調な経済は利下げ前に状況を見極める余地を与える」
「2%のインフレへのスムーズな回復は期待できない」
「経済見通しに対するリスクはよりバランスが取れてきた」
「今年のGDPは2%をわずかに上回る見込み」
「労働市場のバランスは改善されるとみている」
「経済は若干減速しているものの、バランスを取り戻しつつある」
「中立金利が以前ほど低くなるとは思わない」
「雇用の伸びは鈍化し、失業率は若干上昇すると予想」
「健全な労働市場は維持されるべき」
「銀行の商業用不動産リスクは管理可能」
「今年3回の利下げを予想」
「FOMCについて早まった判断をしないで欲しい。6月の利下げ可能性を除外することはない」

デイリー米サンフランシスコ連銀総裁☆、イベントに参加
「現時点では決意を固守するのが正しい政策」
「金利をどのくらいの期間維持するか見極める必要」
「インフレは低下している。でこぼこしていて遅い」
「FF金利を調整する緊急性はない」

4月3日(水)

中 3月財新サービス業PMI:結果52.7 予想52.8(前月52.5)

欧 3月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(速報値):結果0.8% 予想0.9%(前月0.6%)
欧 3月ユーロ圏消費者物価指数(前年比)(HICP)(速報値):結果2.9% 予想:3.0%(前月3.1%)

欧 2月ユーロ圏失業率:結果6.5% 予想6.4%(前月6.5%)

米 3月ADP雇用者数:結果18.4万人 予想15.2万人(前月15.5万人)

米 3月サービス業PMI(確報値):結果51.7 予想51.7万人(前月51.7万人)

米 3月ISM非製造業景気指数:結果51.4 予想52.8(前月52.6)

ボスティック米アトランタ連銀総裁
「インフレの進展が鈍化すれば、より辛抱強くなる必要があるだろう」
「経済が予想通りに進展すれば、10-12月期に利下げを開始するのが適切」
「今年の利下げは1回のみと予想」
「インフレ率は2026年に目標に達すると予想」

グールズビー米シカゴ連銀総裁☆、あいさつ
パウエルFRB議長、講演
「FOMCには最新のデータ次第で決定する時間がある」
「最近の物価指標が上振れ以上かどうかを判断するのは時期尚早」
「インフレについて確信強めるまで利下げは想定していない」
「経済が予想通りに進展すれば、FOMC参加者の大半は年内に利下げが始まると見ている」
「雇用の増加とインフレに関する最近の統計は予想よりも強いが、全体像は大きく変わらない」
「金融政策は引き締め的、需要を圧迫している」
「インフレが上昇傾向に反転しているとは考えていない」

4月4日(木)
中国、香港(清明節)休場

NZ 2月住宅建設許可:結果14.9% 予想-(前月-8.6%)

豪 2月住宅建設許可:結果-1.9% 予想3.1%(前月-2.5%)

独 3月サービス業PMI(確報値):結果50.1 予想49.8(前回49.8)
欧 3月サービス業PMI(確報値):結果51.5 予想51.1(前回51.1)
英 3月サービス業PMI(確報値):結果53.1 予想53.4(前回53.4)

欧 2月ユーロ圏生産者物価指数:結果-1.0% 予想-0.6%(前月-0.9%)
欧 2月ユーロ圏生産者物価指数(前年比):結果-8.3% 予想-8.5%(前月-8.0%)

ECB理事会議事要旨(3月7日分)
「今会合で利下げについて議論するのは時期尚早との見方で一致」
「政策金利は必要な限り十分に制限的な水準に設定されることが保証される」
「最初の利下げがより明確に視野に入ってきた」
「4月の会合までに入手できる新たな情報は限られており、それまでにインフレ解消プロセスの持続可能性について十分な確信を持つことは難しい」

米 2月貿易収支:結果-689.0億ドル 予想-660.0億ドル(-676.0億ドル)

米 週間新規失業保険申請件数:結果22.1万件 予想21.4万件(前週21.2万件)


クーグラーFRB理事
「FF金利に対する自身の予想は3月FOMC予測と一致」
「予想通りのディスインフレと労働市場の状況が進行すれば、今年、ある程度の利下げは適切だろう」
「ディスインフレ傾向は今後も続くと予想」
「現在の政策は制限的」
「労働市場はより良いバランスに移行している」
「今年は消費の伸びが若干鈍化すると予想」

ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、イベントに参加
「インフレ率は依然として高すぎる」

バーキン米リッチモンド連銀総裁☆
「FRB当局者は同じデータを見ているが、異なる結論を下すのは簡単」
「金融引き締めは最終的に経済を更に減速させるが、より強靭な経済のもとでは痛ましい雇用喪失を意味しない」

カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁
「利下げ前にインフレの進展をさらに確認する必要がある」
「インフレが停滞すればFRBは今年利下げしない可能性」

グールズビー米シカゴ連銀総裁、質疑応答
「今年後半には利下げできる状況にあると予想」

メスター米クリーブランド連銀総裁☆、あいさつ
「インフレに対する最大のリスクは住宅サービスのインフレ高」
「インフレの動向を注意深く監視」
「もし下がらない場合は、全体のインフレ率を目標の2%に戻すのが非常に難しくなるだろう」

ホワイトハウス
※バイデン米大統領とネタニヤフ・イスラエル首相の電話会談について
「バイデン大統領は、ガザ地区の即時停戦が不可欠だと伝えた」
「イスラエルの政策が変わらなければ、米国の政策も変更せざるを得ない」
「ガザ地区に関し、具体的で実質的な措置が必要であり、数時間から数日以内にイスラエルから変更の発表を期待」

4月5日(金)
中国(清明節)休場

豪 2月貿易収支:結果72.8億豪ドル 予想105.0億豪ドル(前月110.58億豪ドル)

日 2月景気先行指数:結果111.8 予想111.6(前月109.5)

独 製造業新規受注:結果0.2% 予想0.6%(前月-11.4%)
独 輸入物価指数:結果-0.2% 予想-0.2%(前月0.0%)

英 3月建設業PMI:結果50.2 予想49.9(前月49.7)

欧 2月ユーロ圏小売売上高:結果-0.5% 予想-0.3%(前月0.0%)

加 3月雇用者数:結果-0.22万人 予想3.43万人(前月4.07万人)
加 3月失業率:結果6.1% 予想5.9%(前月5.8%)

米 3月非農業部門雇用者数:結果30.3万人 予想20.1万人(前月27.0万人)
米 3月失業率:結果3.8% 予想3.9%(前月3.9%)
米 3月平均時給:結果0.3% 予想0.3%(前月0.1%)

ムサレム米セントルイス連銀総裁、就任あいさつ

植田日銀総裁
「(円安について)内外の金融政策の思惑も影響した可能性」
「為替はファンダメンタルズを反映し安定して推移するのが望ましい」
「為替市場の動向、経済物価への影響を注視する」
「ETF処分、時間をかけて検討していく」
「政策修正を市場に織り込ませるためにリークすることはない」
「厳格な情報管理の下で考え適切に伝わるように努める」
「物価の基調的な上昇率、徐々に今後高まっていく」
「4月の展望リポートに向け、物価見通しを再度確認しているところ」
「政府とは様々な機会通じて意思疎通図っている」

ローガン米ダラス連銀総裁
「利下げについて考えるのはあまりに早過ぎる」
「インフレの低下が停滞した場合の対応を準備しておくべき」
「インフレの上振れリスクに対する懸念が高まっている」

ボウマンFRB理事
「まだ利下げを検討する時期ではない」
「インフレが低下し続ければ、FRBは最終的に利下げするだろう」
「インフレは多くの上振れリスクに直面している」
「インフレが高止まりすれば追加利上げが必要になる可能性がある」

4月7日(日)

豪、NZが冬時間に移行

※指標などの発表予定は予告なく変更になる場合があります。数値等につきましてはご自身でご確認頂くようお願いします。ハチ