日米首脳会談
呼びつけられ番号2番
石破茂首相は2月7日(日本時間8日未明)にホワイトハウスでトランプ大統領と初めて対面会談した。初回としておおむねうまくいったようだ。日米関係の新たな黄金時代と位置づけ同盟関係強化を確認したという。トランプさんは金もうけしか頭にない人だから、安倍晋三さんは戦闘機105機を買わされ、石破さんは対米投資を8000億ドルから1兆ドルに増やすと言わされた。戦闘機の買い取りは日本だけ損するが、対米投資の増額は日本側も利益を得られるからまあまあの成果だね。
具体的なことはこれからで、何を言い出されるか分からない。アメリカ(トランプ)が損すると思ったら、関税引き上げを言ってくるかもしれない。トヨタや日産のカナダやメキシコの工場のアメリカへの移転を迫られるかもしれない。USスチールも買収ではなく投資だと言い換えたものの、USスチールは経営が行き詰まって日鉄が買収することになったのだから、経営実態をどうするのか。不明なことが多い。
日本のメディアはトランプ氏と会談した首脳はイスラエルに次いで2番目だと喧伝しているが、これって呼びつけられ番号2番ということではないか。各国の首脳は新任すると他国へあいさつに赴くが、「世界の王」であるアメリカ大統領は就任すると、各国首脳を次々呼びつける。各国首脳は呼びつけに嬉々として応じ、「一番だ」「2番だ」と言ってはしゃいでいる。本来なら、新しくなったんだから「お前の方があいさつに来たら」と言えばいいじゃないか。こんな大時代的朝貢外交に疑問を感じない世界の指導者はホントにおかしい。