耳栓が詰まった?! | 歴史の裏

耳栓が詰まった?!

   耳鼻科に駆け込んだ

 きのう(1月15日)右耳の補聴器が聞こえなくなった。耳の中に挟む垢取りが詰まったようだ。取り外して刷毛で掃除して垢取りに耳栓をかぶせたが、やはり聞こえない。補聴器を外したところ、耳栓がない! 耳の中に耳栓を置いてきたようだ。7年間補聴器をつけているがこんなことは初めてだ。指で触ると、耳の中に何か突起がある。一生懸命出そうとしたが、出てこない。妻に「取ってくれるか」と言うと、「怖いから耳鼻科に行きなさい」と言う。それもそうだ。素人が無理したらかえって押し込んでしまう。行きつけの耳鼻咽喉科へ電話したら休日だった。もう5時15分を回っている。早くしないと診療が終わってしまう。テレビで相撲を見ていたが、それどころではない。慌てて近くの耳鼻科を検索すると、10分ほどの直近の駅近くにあった。電話すると、5時45分までに来いという。急いで着替えて出かけた。歩けるかと思ったら案外歩けそうなのでタクシーを呼ばず歩くことにした。

1週間歩けなかった
 実は6日前の9日、朝起きると、急に左のお尻から足にかけて激しい痛み。痛くて歩けない。横になると少しは楽になるので痛み止めのトアラセットを飲んで横になった。血圧が170以上に上がり、脈も速い。9、10の両日はずっと寝ていた。よく眠れる。一日中寝た。11日になって大学病院へ行ったが、脊柱管狭窄症が原因で「加齢によるものです。治りません」とつげないお告げ。数年前から坐骨神経痛があり、駅のホームやバス停で立っていると痛んだ、座ると治る一過性の痛みで整形外科からもらっている痛み止めも数日に1回飲むだけだった。今回のように歩けないほどの痛みは初めて。9日から外出せず、病院へはタクシーだったから、10分歩くのに不安はあったが、歩けた。

何もしないで3400円
 閉院間際の耳鼻科は混んでいた。問診票にびっしり書いて待つ。約1時間後に、女医さんが耳を覗いて「中に耳栓はありません」という。そんなことはない。耳栓がなくなっているんだ。女医さんが「顕微鏡で見ましょう」と言って耳の中を見せてくれたが、なるほど耳の穴がよく見える。「落としたんでしょう」と言うので、あー恥ずかしい! と帰ってきた。何もしなかったが680円(2割負担だから本当は3400円)取られた。家に帰ってソファーの下を見たら耳栓が落ちていた。
 でも、1週間歩けなかったのに、お陰で歩けるようになったのだから680円は安いものだと思った。耳栓が耳の中に入ったままで大変だと思ったから足の痛みは吹っ飛んだのだろう。人間なんて勝手なものだ。