カスハラ | 歴史の裏

カスハラ

  カスハラされる方は

 

 最近、メディアでひどいカスハラが取り上げている。土下座して謝らせたり聞くに堪えない暴言を吐いたりすることは論外だが、カスハラされる方の責任についてはあまり取り上げられておらず、一方的だ。私の経験からはカスハラされる側に落ち度があるケースが多い。

 最近の体験だが、百均で買い物をした。ここには無人レジはなく有人レジ。2つあるうちの1つに品物を持って行ったが、店員はいない。店内を回っていた若い店員が、私がいるレジではなく、隣のレジで「※×#*ですか、レジはこっちです」と言う。それなら2つのレジのうち1つは閉じておけばいいじゃないか。それをしないなら「こっちのレジでお願いします」というべきだろう。バイトの女の子だと思うが、店側の都合に客を従わせればいいと思っている傲慢な態度だ。

 もう1例。近くのスーパーで無人レジの紙幣の入り口に千円札を入れたら、お釣りを出す口から戻ってきてしまった。監視していた女性店員が「紙幣はこっちに入れるんです!」と言う。だが、有人レジでも札が戻ることはある。何回か戻ってしまうので店員が店の札と取り換えてレジに通したことがある。だから、私に注意した店員のおばさんは自分たちのやり方が正しく客は間違っていると思い込んでいるのだろう。

 

サイゼリヤで

 以前、このブログで「サイゼリヤ」のテーマ(2015.7.10)で書いたことがあるが、サイゼリヤでウエイターが運んできたビールを私の膝の上にこぼした。私は「アッ」と言ったが、そのまま厨房へ戻ってしまった。連れの老女たちが怒り出し、ウエイターに「謝らなかったわね」「クリーニング代出しなさいよ」と言った。彼は聞いてきますと厨房へ引っ込み、戻ってくると、「連絡先を聞いて後でお払いします」と言う。彼女らは、大体の相場の額をここで払ったら、と言ってくれた。私が店長に聞いてきたらと言うと、彼は「私が副店長です」と言う。なら、本部に問い合わせなさいと言うと、再び引っ込み戻ってきて「こちらでお預かりして、後でお支払いします」と答えた。さすがに私も頭にきて「ここで裸になれというのか。相場の額でいいから払ったらいいじゃないか」と怒鳴りつけた。再び引っ込んだ彼は「クリーニング代は600円から800円ぐらいなので」と言って1000円札を裸で差し出し、「申し訳ありませんでした」とやっと謝った。同席の女性たちが「初めて謝ったわね。初めから謝ればいいのに」と忠告していた。ウエイターに「領収書は」と聞くと「いりません」と答える。「それじゃあなたが被るんじゃないの。店のミスなんだからちゃんと要求しなさい」と忠告したが、同席者が「もらっておきなさいよ」と言うので、もらった。たぶん、彼が被ってしまうのではなかろうか。

 

トラブル対処法がない?

 サイゼリヤのフロア係はほとんどバイトと思われる。飲食物を出す際のマニュアルはあるようだが、トラブルの対処法は教育していないのではなかろうか。店の信用がかかっているのだから、料理の出し方より、そっちの方が大事なはずなのに、そういうマニュアルがない店が多いような気がする。