入院見舞い | 歴史の裏

入院見舞い

 花はダメだって

 

 きのう(4月30日)、腎がんで入院している妻を見舞った。82歳の誕生日でもあったので、(普段はやらないが)花を買っていった。病院にもその周辺にも花屋がないので、2つ前の駅近くで花を買った。病院だから大きな花瓶は持ち込めないと、小さな花瓶をもって花屋に頼むと、赤いヒマワリひまわりと黄色のショウブを花瓶にさして水を入れてくれた。早速病室に置いた。

 ところがきょう、病室へ行くと花がない。妻は「花はダメだって」と言った。病院側に処分されてしまったのだ。驚いて帰宅度SNSで調べると、花や花瓶に水にある緑膿菌によって感染症が引き起こされる恐れがあるようだ。緑膿菌は自然界のどこにでもあり、健康な人には感染リスクが低いが、免疫力が落ちている患者が感染する可能性があるので禁止する病院が増えているのだそうだ。だからか、昔は病院入り口にあった花屋が姿を消しているのだ。