減る外出 | 歴史の裏

減る外出

 減る会合

 

86歳で元気

 86歳である。背筋を伸ばして普通に歩いているので、人から見ると元気だが、日々体力は衰えている。81歳までは何も感じなかった。道を歩いていて抜かれたことはほとんどない。82歳で「おやっ!」ということが起きた。これまでのように速く歩けない。3年前の新型コロナ流行がそれに拍車をかけた。それまで毎日のように外出していたのがぱたりとやんだ。体力維持のために有効だった週1の太極拳も、1・4㌔離れた公園で朝6時10分からの7種類の体操(NHKの「みんなの体操」からラジオ体操第1、第2をはさんで中国体操4種類)も中止。84歳の3月に10日間ほど入院した。コロナではなかったが、コロナ最中なので病室から出られない。売店も最上階にあるレストランへも行けず、退院してからは歩くのが大儀になった。「若い者でも1週間寝ていたら病気になる」と言われるが、まさにその通り。

 

復活しない会合

 コロナの第5種移行でいろんな会合は復活してきた。太極拳も体操も再開されたが、体力が追いつかない。「1日7千歩」歩けと言われるが、5千歩歩くとへとへと。次の日はもう歩けない。毎朝通っていた体操も週1くらいになった。しかも速く歩けない。かつては1.4㌔を11~12分で歩いていたのが、15分以上かかる。

 コロナを機に出席していた会合がずいぶん少なくなってしまった。復活したものもあるが、なくなったものも多い。麗澤大学新宿校舎でやっていた月1の講演会「新宿塾」は主宰していた教授の定年で廃止、築地本願寺でやっていた「都民塾」は主宰者の都議の死亡で休止。知人の第1期気象予報士主催の「創る会」はその人が死亡。仏教仲間でやっていた読書会も中断したまま。新聞社の現役記者から現在の各種問題を解説してもらう研究会はリモートだけになってしまった。毎日外出していたので、ジョッキングもウオーキングもやらず、用事のある時だけ外出するというのが私の主義だったが、外出しない日が多くなると、体力が衰えるから、夕方散歩するようになった。

 

1日2時間のストレッチ

 私のブログのフォロワーのブログを読むと、87歳の父親は耳が聞こえなくなり目が見えなくなった。唯一残っていた食欲もなくなってきた。最近は「死にたい」が口癖だという。私と1つ違いだ。この年齢になると、そういう人が多いのだろう。たぶん、半分以上の人は死んでおり、残った人も健康ではなくなっているようだ。長生きはしたくないが、生きている間は元気で過ごしピンコロで逝きたい。腰や足・膝が痛かったので、近くのスポーツクリニックに約半年通い、そこで教わったストレッチを約2時間続けている。まだ残っている会がいくつかあるので、なるべく参加して外出の機会を減らさないようにし体力維持に努めている。