露、ベラルーシへ戦術核
NATO諸国は?
プーチン露大統領は3月25日、ベラルーシに戦術核配備の方針を表明、ベラルーシも受け入れの意向。これに対し、西側諸国と、日本も含め西側のメディアが一斉に非難している。しかし、プーチン氏は、アメリがNATO 加盟国に戦術核を配備していることを取り上げ、「変わったことではない。NATOと同じことをしただけだ」と反論している。
ロシアによると、NATO諸国でアメリカの戦術核が配備されているのはベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、トルコだという。これが事実なら、西側がロシアを非難する資格はない。NATOは元々、旧ソ連に対抗するためにつくられた軍事同盟。その親分が子分たちの国に戦術核を配備しているなら、ロシアが対抗して子分のベラルーシに配備するのは当然のことだ。なぜ、西側のメディアはNATO諸国の配備実態を明らかにせず、一方的にロシアを非難しているのだろうか。