軍備について | 歴史の裏

軍備について

事実を無視した議論は空論であり迷信である。

事実Ⅰ

①第2次大戦争後62年間、日本は戦争をしたことがない

②よって自衛隊が日本を守ったことは1度もない

③日本は四囲を海に囲まれている。だから、日本の国境はすべて海である。62年間、日本の国境を守ったのはどの組織なのか。自衛隊ではない。それは「海の警察」である海上保安庁なのだ

事実Ⅱ

①日本はかつて世界に冠たる帝国陸海軍を持っていた。しかるに先人が営々と努力し日本の国土とした満州、朝鮮、台湾、樺太、更に元々日本固有の領土であった千島列島、沖縄・奄美まで取られた。沖縄・奄美は返還されたが、千島は取られっぱなし、その上、北海道の一部である北方4島も取られ、未だに返っていない。しかも、日本の降伏が1週間遅れていたら、北海道まで取られていたということは歴史学者の常識である

②軍隊があっても、日本の国民が守られたことはない。広島・長崎の原爆投下、東京、大阪はじめ日本の主要都市は壊滅的打撃を受けた。軍隊は自分たちの組織は守っても国民を守ってはくれない。軍隊があることによってかえって国民が犠牲になることは歴史的事実である

事実Ⅲ

①憲法前文

「日本国民は、恒久平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

②憲法9条【戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認】日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を忠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

第2項 前項の目的を達するため、陸海軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

③常識的日本人がこの条文を読めば、軍隊は持てないことになる。だから、自衛隊が国民を守ったことはない

④平成19年度の防衛費 4兆8016億円。国家予算の5.8%。毎年の軍事費はGDPの約1%。これだけ掛けた自衛隊はいったい何なんだろう。