仕事柄、毎月、沢山の試算表を見ている。
そうすると、利益が出てるところ、そうでないところ、というのが何となく分かる。

その判断基準は、簡単に言うと、粗利益率と固定費の関係。

商売によって粗利益率は大体決まっている。
卸売業なら1-2割、飲食業なら7割程度、サービス業なら8-9割程度、など。

業種平均に比べて、粗利益率が高い、低いというのはある。
同じ業種でも、取り扱う商品、お客様の層などによって粗利益率は変わってくる。

当然、粗利益率は同業種より高い方が利益が出る。

問題は高い粗利益率を目指して努力をしているかどうか?
自社の粗利益率はこんなもんだろう、と諦めてないだろうか?

粗利益率を課題として考え続けて改善できれば、利益は大幅に増えてくる。
お客様やライバルがいるものだから、簡単には変えられない、というは確かにそうだが、
まず、改善の努力をしているかどうか、が大切。
改善の努力を重ねてダメならダメで仕方ない。

経営者として、粗利最大化の努力は自社の経営継続率を高めるために、
365日、24時間考えていくべきでしょう。