最近、毎日のニュースに出てくるゴーン氏の問題は、色々考えさせられる。
法制度や数々のチェック制度があるはずの大企業で、
チェック機能が働かなかったとういこと。
それこそが問題となる。

マスコミは面白おかしく取り上げているが、
あってはならない公私混合として、経営者としては他人事でなく、
自分事として、経営者はそうはならないように自分を戒める必要があるのではないか。

税理士という仕事をしていると、不正の現場に出会うこともある。
人間、誰しも甘い方に流れてしまう可能性はある。
最初は少しの不正から、それがバレないと継続されてしまう怖さがある。

不正を起こさないためには、必ず第3者チェックを入れる体制を整えることや、
現物を見ながら、現場を確認しながら業務を進めることが望ましい。

経営者には責任がある。
それは、自分と社員や関係者などに不正を起こさせないという責任でもある。

性善説に立ちながらも、人は魔が差せば悪いことが起こりうるという考えで、
システム的に不正が起きない仕組み作りをしていく必要があるでしょう。