ビートたけしの禁断のスクープ大暴露!!超常現象秘Xファイル!! | さぶっ!かるちゅあ。2

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ビートたけしの禁断のスクープ大暴露!!超常現象秘Xファイル!!


年末恒例の超常現象シリーズです。


久し振りに(内容はともかく)本格派のオカルトテレビですよね。


最近はこの手の番組がどんどん減ってしまってつまらないです。

そんな中で毎年毎年いいネタを披露してくれるのですから

これからもがんばって欲しいものです。


それはともかく。


今回のロズウェル事件紹介についてはいくつか明らかな誤りがありますので

他にも突っ込みたいところは多々ありますが、

まずはこれだけ指摘させていただきます。


1,1947年7月ロズウェル山中にで空飛ぶ円盤が墜落した。


年月は正解ですが、ロズウェル山中って言うのは明らかな間違い。

特に映像にあったような森はなく、ほとんど砂漠と言っていいような地域です。

そこにあるフォスター牧場が正解です。

ちなみに後から出てくるいわゆる第二現場というものは最初の発表には全く出てきません。


ロズウェル事件を否定する為に米軍が発表した内容として放送した以下の点について


2,回収した物体はモーグルと呼ばれる新型観測気球だ。


最初の発表が7月8日、翌日7月9日に訂正された内容では気象観測用気球としています。

決してモーグルと呼ばれる新型観測気球とは言っていません。


米軍がこのような発表をしたのは1994年です。

1984年ごろから盛り上がった陰謀説に米軍がまじめに答えてくれたんですね。

当時、ソ連の核実験を気球で監視する事が出来るかどうかを実験していたのが

プロジェクトモーガル(たぶんモーグルとは発音しないと思います)だったのですが

当時の最高機密にあたる研究だったため気象観測用気球と発表したのだろうと

考えるのが妥当です。


3,宇宙人の遺体はパラシュート実験用の人形。


1947年7月8日の記事には

宇宙人の遺体を回収どころか、見たという証言の類は一切載っていません

発表もしていない事になぜ言い訳をするんでしょうか。


これは80年代以降に出てきた話です。


4,長年に渡り政府の隠ぺい工作といわれていた。


この一連のロズウェル話は47年当時は米軍の訂正発表で沈静化します。


事件から33年後の1980年にチャールズ・バーリッツとウイリアム・ムーアの共著による

「ロズウェルUFO回収事件」という本が出版されるまでは事件は忘れられていたといえます。


つまり長年(まあ20年以上経っているからそう言えなくもないですが)にわたって

陰謀説が噂されていたというのは間違いというか大げさすぎます。




最初にも書きましたように私はこの番組大好きです。

だから真剣に見ちゃうんですよ。


ただ、嘘はやめて欲しいです。

ちょっと調べればわかるような内容をいい加減な形で垂れ流して欲しくないです。


こうやってまた、ゲストの格闘家のような方が増えていくんですから。