2024年6月15日(土)
近畿インターハイ3日目。
兄が全国インターハイ出場をかけて走る3000mSC決勝の日です。
兄の高校は、チームメイト3人がそろって決勝に進出。
ヤンマースタジアム長居は暑すぎない良い天気で、なかなかのコンディション。
15:35にレースがスタート。
6位までが全国インターハイに出場です。
選手紹介の際、一礼した後に、応援席に向かって力強くガッツポーズを決める兄。
普段こんなことはしないので、かなり気合が入っている様子。
いざ勝負!
と思いきや、機器の不調等で何度もスタートのやり直し。
なんと5回目の「オンユアマークス」でようやくスタート。
そのせいではないと思うけれど、安定の出遅れ。
レーン真ん中あたりのスタート位置だったので、一瞬で前をふさがれ最後尾に。
「まあ、いつものことか」
と思っていたら、さらに2台目の障害に足が合わず、さらに集団から遅れてしまいます。
1人、完全に置いて行かれていますね。
さすがにこれはヤバいか?
焦ったけれど、その後グイグイ追い上げて、2周目に入る時にはこの位置に。
かなり力を使ってそうだけれど、とりあえずひと安心。
さらに、アクセルを緩めることなく、2周目のバックストレートでは一気に先頭に出ます。
少し休まなくていいのかな?
同級生チームメイトと、1000m、2000mを先頭で通過。
そして、この少し後ろを京都インターハイを制した後輩くんが追走という、京都インターハイとまったく同じ展開に。
ワンツースリーなるか!?
しかし、さすがは近畿インターハイ。
後ろの集団も簡単にはちぎれず、ラスト1周半あたりで、後続集団を飛び出してスパートしてきた須磨学園の選手が、水濠ジャンプで一気に先頭をうかがいます。
兄はこの仕掛けに対応できず3番手に後退。
さらに後続集団も簡単にはちぎれず追いかけてきます。
そしてラスト1周。
水濠を越えて、最後の直線へ。
先頭は須磨学園を振り切った同級生チームメイト。
兄は3~6位集団で、ついに後輩くんに抜かれてしまいます。
最後の力を振り絞って、懸命のラストスパート!
【結果】
5位
9’02”18(ベスト更新)
全国インターハイ進出
<1000mラップ>
2’57-3’05ー3’00
スリリングなレースで、最後はヒヤヒヤしましたが、なんとか5位でゴール!
ずっと目標にしてきたインターハイの切符をつかみ取りました。
本当に、本当におめでとう!
きっと、本人は、タイムや順位には満足していないと思うけれど、よくがんばったと思います。
出遅れをカバーする方法はいろいろあったと思うし、もっと安全に6位内を確保する走り方もあったはず。
だけど、優勝しか狙わず、積極的に勝ちに行くレースを選択した兄。
選択と言うか、それしか考えていない、迷いのないレースだった気がします。
結果、ヒヤヒヤさせられた訳だけど、それでもこの1年での成長ぶりに感動しました。
あれだけ序盤に脚を使って、ラスト1000mを3’00、トータルもベスト更新の9’02でまとめているので、タイム以上の力はあると思います。
自信をもって、全国でも勝ちに行くレースを見せてほしいです。
そして、応援していただいた多くの皆様、本当にありがとうございました!
これからもよろしくお願いします。