弟の春・夏シーズンを振り返り、秋の目標を示そうという企画記事。
今回は、夏シーズンを語るうえで避けては通れない、「通信大会3000m大撃沈」の謎に迫りたいと思います。
少し長い話になるので、興味のない方は、いいねだけお願いします。
実は、通信大会で3000mを走る3日前、西京極サブトラックでポイント練習を行いました。
メニューはリハーサル的に2000mを1本。
その結果が
6’12(3’03ー3’09)
これは2000mのベストで、2つとも3’10を切ったのも初めて。
本人は、3000mまで走っても9’30は切れたと。
こんなに好調だったのに、なぜ??
と言っても、すでに我が家では謎ではなくなりつつあります。
通信大会でなぜこんなにも走れなかったのか?
考えられる原因が3つあります。
【原因①】暑さにやられた
もともと暑さにやられがちな弟。
大会前に急激に暑さが厳しくなったことに対応できなかったのかもしれません。
大会前日の夕方に調整練習を行ったのですが、その際にも頭痛と熱っぽさがあったようです。
【原因②】カゼ疑惑
大会数日前から変な咳をしていて、やたらと鼻水も出ていたので、気になっていました。
鼻水はもともと鼻炎があるし、咳もクーラーの影響か?と思っていましたが、風邪気味だったのかもしれません。
【原因③】貧血疑惑
実は弟、貧血予防のために処方してもらっている鉄剤を1日おきに飲んでいるのですが、2カ月以上も飲むのをサボっていました。
その事実に気づいたのが、通信大会の1週間前。
5月末の膝裏の故障明け、夏季大会後もなかなか調子が上がらないなあ・・・と思っていたところだったので、
「絶対貧血やないかい!」
「なにを考えてんねん!」
と、激しく叱りました。
ああ、これで通信も終わったな。
そう思っていたところに、先に述べた3日前のポイント練習。
「なんでこんなに走れてるん?」
「貧血大丈夫なんか?」
「2000mまでやから走れたのか?」
「いや、それにしても走れすぎでは?」
一気にわからなくなってしまいました。
「わからんけど、2000mまで走れたのは事実やから、思い切って行け!」
そんなことしか言えないままレースに送り出した結果、見事に大撃沈。
そして、大会の1週間後に血液検査を行ったところ
ヘモグロビン 14.31(前回13.13)
フェリチン 31.7(前回54.6)
フェリチンはすいぶん減少していましたが、ギリギリ基準値内。
ヘモグロビンに至っては過去最高に良い値。
つまり、鉄剤を飲んでいなかったことは撃沈の原因ではありませんでした。
【結論】
結局のところ、
「貧血のダメージで走れないかも」という不安
「直前に2000mでベストが出せてるから走れるかも」という期待
それらが入り混じった不安定な心理状態では、酷暑の中の大舞台で力が出せるはずもなかったということです。
もともと暑さにやられ気味、体調も崩し気味。
ポイント練習の好走によるダメージも残ってしまった可能性があります。
それでも貧血ではなかったのだから、10分もかかるはずはないし、88秒までラップが落ちることもない。
おそらく、キツくなった場面で、「あ、やっぱり貧血なんや」という気持ちが出て簡単に失速したのでしょう。
【反省】
本人が反省すべき点は明確なので、私自身の反省を。
◆鉄剤をきちんと飲んでいるかどうかを管理できていなかった。
◆本当なら6月初旬には受けるべき血液検査を受けていなかった。
◆鉄剤を飲んでいないことに気づいても、大会に出るのなら、本人には伝えず、自信を持って走らせる選択もあった。(結果的には本人の反省を引き出すと言う意味で、これで良かったとは思っているけれど)
終わったことはしかたないけれど、来年同じ失敗はありえない。
そう考えると、来年と同じ気持ちで今年の通信大会に臨めていなかったことが一番の反省かもしれません。
とりあえず、幸い貧血のダメージがなかったので、しっかり夏練習を始めていきたいです。
次回は、秋シーズンの目標を発表します。
つづく。