本日は支援センターにて「感覚統合」についての講義がありました。
Eさんを育てる過程においてたびたび耳にする「感覚統合」という言葉。
なんとなく知ってるような、知らないような・・・
そんなこの講義はお固いものかと思っていたら、ぜんぜん!
~感覚を使って楽しく遊ぼう
~
というサブタイトルで、しかも美人のお姉さん先生が非常に分かりやすく教えてくださいました♪
しかもEさんにおける「力加減がわからない」というリアルタイムな悩みの具体的対策までGET!!
あ~目からウロコな講義でした・・・☆☆☆
今日の講義の復習と覚書も兼ねて、簡単に載せておこうと思います。
●感覚統合遊びって?
視覚、触覚、聴覚などの感覚を使っての遊び。
たとえば、トランポリンだったりブランコだったり粘土遊びだったりキラキラ系のおもちゃだったり・・・
うちのEさんのように発達に偏りのある子に有効だそうです。
●視覚と聴覚の感覚統合
視覚や聴覚がうまく働いていないと、「図と地の弁別」がうまくできない
・視覚→ゴチャゴチャした図柄の中から必要な物(図)だけを抜き出し、残りの部分を背景(地)として制御する働き
・聴覚→雑音の中から相手の声(図)だけを抜き出し、その他の音(地)は制御するようなメカニズム
(カセットテープで録音したときに他の音源が入ると「図」が聞き取りにくくなる、というイメージ)
私たちは自然にできていることでも、Eさんたちは意識しないとこれができないようです。
そのせいでEさんは眼球がいつもキョロキョロしてて定まらず、呼んでも返事ができないのか、と。
●感覚防衛とは?
私たちが気にならない程度の感覚が過敏に入りすぎて、情緒不安定な状態(パニックなど)が引き起こされることで、危険から自分の身を守るための方法
→大切な情緒的安定感の発達を妨げてしまうことも・・・!?
私たちが簡単にできることでもその子にとっては嫌だったり、無理だったりする。
それがパニックという形で表出しているということを理解してあげないといけない。
無理にやらせずパニックが治まってから少しずつ。
●感覚を感じ取りにくい子供の場合(触覚編)
何でも触ったり、物を口に入れたりする
力加減が分からず、お友達をたたいたり突き飛ばしたりする
泥遊び粘土遊びなどの触覚遊びを好む
刺激の強い食べ物を好む
↓こういう子(Eはこれです)への対応は・・・
1.触覚遊び(粘土や水遊びなど)を積極的に行う
2.力加減は手をとって教える、力加減を必要とする遊びを行う、そーっと触る体験をする、力加減を数値化する
3.将来的には陶芸や料理などにも活かせるかも!?
力加減のところは私が今リアルタイムに知りたいところでした!
力加減を必要とする遊びとは・・・玉入れや的当て(距離を替えながら)、ゆで卵の皮むき、白玉作りなど
力加減を数値化する・・・弟をなでなでするのは「力レベル1」、ドアノックは「力レベル3」、肩たたきは「力レベル5」など力という見えないものを分かりやすくするとよい。
なるほど~!!実践しよ♪
●感覚を感じ取りにくい子供の場合(前庭・固有感覚編)
高いところに上りたがる
クルクル回転しても目が回らない
トランポリン・ブランコなど揺れる遊具が大好き
床にゴロゴロ寝転がっていることが多い
体がグニャグニャしている
疲れやすい
1.危険のないところで経験させる
2.なるべく低年齢のうちにダイナミックな遊びを(大きくなるとちょっとじゃ満足しなくなる!)
3.危険認知が低い場合は要注意
4.疲れやすいことを理解して、無理をさせない(姿勢or課題どちらをがんばる?)
5.遊びの中で筋肉の緊張を高めるような活動を(しがみつく、つなひき、ジャンプなど)
パパの協力がかなり必要になってくるなぁと実感しました。
いつもパパ帰宅後にうちの兄弟が楽しみにしている高い高いはかなり役に立っているようです♪
パパをほめとこ♪んで、ますますやらせよ♪
1時間ちょいの講義だったのに、楽しく分かりやすくあっという間に終了。
感覚統合すげー!感覚統合療法Eに受けさせたーい!!
以前からこの美人先生がお勤めの病院でやっているという「感覚統合療法」をEさんにやらせてはどうか?と興味があったので、講義後に受けたいのですが~と受診申し込みをお願いしたのですが・・・
「まずは医師の診察ですが・・・今申し込むと5月ですね。半年待ちです♪」
ガガーン Σ(゚д゚;)