もう4ヶ月前の話ですが。


第2子妊娠にあたって、初期のうちに何か出来ることをしておけないかと思い…

ひとりで思い悩むよりも誰かに聞いてもらいたいと、藁をも掴む思いで登録しているSNS「mixi」の自閉症コミュニティでトピックを立て、情報を探してみることにしました。


「2歳2ヶ月の息子が自閉症の可能性が高いと精神科医に診断され、
その10日後に第2子の妊娠が発覚しました。
今、妊娠7週目です。

第2子もまた自閉症等の障害児になる可能性もあると思うと
どうすればいいのか…と悩んでいます。
長男が自閉症かもしれないというレッテルを貼られてすぐだったので…

もちろん望んで授かった命をおろすなんてことは考えていませんが
今まだ初期のうちにできることがあれば
できることならすべてやっておけたらと思っています。

何か良い手段や情報をご存じの方がおられましたらぜひ教えてください。
お願いします!!」


という内容で投稿。


もちろん親身になってに答えてくれる方がほとんどだったんですが、私の質問の仕方が悪かったのか、「レッテルとは何だ」とか「第2子が自閉症で何がいけないの」とか…批判の声も。

(私はその後、逆にかなり凹みましたが…)

文章だけで伝えるのってホント難しいです。


その中でも自閉症を研究してらっしゃる専門家の方からの、たいへん信憑性のある有り難いコメントを載せておきます。



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自閉症児教育を9年、その後自閉症の研究をしているものです。

今のところ、自閉症が生まれる原因ははっきり分かっていません。今のところ分かっていることを少しだけ、簡単に書いておきます。

多くの知的障害は、染色体異常が原因であるのですが、自閉症に関しては、「原因遺伝子」は特定されておらず、糖尿病や高血圧のように。多因子遺伝であろうと言われています。

しかしながら、家系内に、自閉症が集積する傾向があります。遺伝ももちろん関連してる可能性があります。スエーデンとフランスの家族で、「NGLGN4」という原因遺伝子の報告があがっていますが、それは稀なケースであり、その他の多くの家系にはあてはまっていません。

出生後のワクチン接種でその保存材として使われている水銀化合物が関与しているのではないか、という研究もありますが、まだ特定しておりません。

私の過去に受け持った生徒の中に、予防接種後自閉的傾向が現れるようになったという話を3件効いています。しかし、厚生省の研究では、それは否定されているようです。しかも、これも稀な例であって、全ての自閉症にはあてはまっていません。

母親が妊娠中にとる、バルプロ酸という物質が関与しているという研究もありますあ、これも全てのケースにあてはまっておりません。でも念のため、妊娠中にバルプロ酸hじゃ取らない方が良いと思います。

最近発表された研究に、自閉症に良く似た症状のある、染色体異常で起こる知的発達障害の母親の養育行動によって、遺伝子が後成的に遺伝子発現を変化させることを発表したものがあります。

つまり、生まれた後の母親の関わり方によって、遺伝子が変化し、自閉的傾向が発生することもおこりうるということです。

ただ、これもまだ、完全な研究結果ではなく、また、ネズミでの実験の段階です。

とは言っても、赤ちゃんが生まれたら、携帯電話やテレビなどに集中することなく、しっかり関わることを念のため、おすすめします。できれば、母乳が良いかと思います。

まだまだ、原因は分かっておりませんので、予防もできません。対処も、治療もできません。

怖いかもしれませんが、前向きに!二人が自閉症のお子さんであっても、大切にがんばって育てて行きましょう。きっと周りも理解してくれます!そういった社会も作っていきましょう。

私たち研究者も、自閉症が生まれる原因をつきとめられるよう、がんばります。



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本当に有り難く、肩の荷が下りた気持ちでした。

それから私は精神的にも落ち着いて、息子の療育と安定した妊婦生活を送ることが出来ています。


今回は私と同じ悩みを持った方にもぜひご覧頂けたらと思い、掲載することにしました。


ただ今妊娠7ヶ月。

弟と判明した今、たいへん順調に育っており、兄貴に負けずゴソゴソとよく動いております(笑)


キミに会えるまであと3ヶ月。

きっとかわいいんだろうな…♪