News1(5/16)

見えない所での小さな行動の一つが二倍の感動を届けてくれる時がある。 俳優パク・ヘジンの話だ。 これまで公式の席上でパク・ヘジンは、黄色いリボンをつけて姿を現し、注目を集めたりした。 小さいが、地道な実践が周囲に模範になった、このような実践は3年間持続されてきたという芸能界内外の耳目を集中させた。
パク・ヘジンのファンサイト'クラブ・ジンズ'にはウェブトゥーン作家ヒェソ(hyesso)の作品が毎週掲載されている。 そのうち'その日、そこ'というタイトルの33話ではパク・ヘジンがセウォル号のリボンをつけることになった理由が盛り込まれた。 当該ウェブトゥーンはパク・ヘジンの実際の話と俳優本人の考えが込められた作品で、ファンサイトに連載され、ファンたちと大衆に流された。

当該ウェブトゥーンによると、パク・ヘジンがセウォル号のリボンをつけることになった理由は、犠牲になった子どもたちを忘れないためだった。 3年間、セウォル号の分かち合い腕輪を手首に満ちながら、独自の方法で犠牲者たちを追悼し、二度と起きてはならない惨事を想起させようとしたもの。"寄付のほかに何をするか悩みました"と、言っていた彼が苦心の末に思いついた、自分ならではの方式でもあった。 3年という期間を制限したが、依然として悲劇が終わっていないだけに、これは腕輪ではなく、セウォル号のリボンをつけることで最善の声を出している。
竣工の格の芸能人たちの社会的影響力が次第に拡大されている今日、彼らの行動が一つ一つさらに有意義になる。 メディアによく露出されるこれらの小さな実践が世論を肯定的な方向で喚起しつつあるという点も鼓舞的だ。 パク・ヘジンもセウォル号の悲劇に深く共感しながら積極的に自分の所信を伝えた。 みんなが悲劇を決して忘れてはならないという所信だ。
社会的問題に依然として消極的な芸能人たちが多いという点を勘案すると、誰かの持続的な実践は、それ自体で見本となるだろう。 "大衆から受けた愛を返してあげたい"と、言う芸能人のありふれた風潮は小さな行動でも実践することができる。 公共の線を分ける行為は、大げさな善行だけを意味するのではない。 最善の心は必ず誰かを感動させることができる。