![環境翻訳](https://stat.ameba.jp/user_images/20120210/18/t-honyaku/21/f1/p/t02200169_0300023011785796807.png?caw=800)
ワシントンDCは地下鉄やバス路線が発達している町ではありますが、それでも東京に比べると移動は簡単ではありません。そこで、せめて街中の近距離移動だけでも車を使わずにどうにかならないかと、2008年8月、北米発のバイクシェア・システム(bikeshare system)が発足しました。
以来隣町であるバージニア州アーリントン市のバイクシェア・システムとともに発展を続け、2010年にはCapital Bikeshareとして1,500台もの自転車を供給するネットワークとなりました(現在メリーランド州への設置が進められています)。
このバイクシェア・システムはいたってシンプル。一定の会費を支払って自転車の鍵を受け取れば、165箇所以上の自転車置場(「駅」)に用意されているどの自転車でも好きなだけ利用できる、というものです。会費には30日、一ヶ月、一年の三種類、およびアクセスコードを用いる一日または三日限定利用料金が設定されています。
利用者の評判は上々で、町でもトレードマークの赤い自転車をたくさんみかけるようになりました。Capital Bikeshareの本年度6月18日付のプレスリリースによると、"Capital Bikeshare members save an average of $891 per year and collectively reduce their driving miles by 5 million per year. " つまり、バイクシェア・システムの会員は年間891ドルを節約。車の運転距離にいたっては、会員全体でなんと804万6千720キロメートルも削減できたということです。
自転車を盗む人がいるのでは、、、?そんな心配がいらないよう、最初の30分を過ぎると登録しているクレジットカードに追加料金が加算されるシステムとなっています。ちょっと買い物中に自転車を取られ、莫大な料金を請求された、などということがないよう、利用者は各「駅」に自転車をきちんと戻しているようです。
Capital Bikeshareのホームページはこちら→http://www.capitalbikeshare.com/home
![環境翻訳](https://stat001.ameba.jp/user_images/20120210/18/t-honyaku/b4/bd/p/o0140015011785796806.png?caw=800)
環境コンサルタントを経て米国でサステイナビリティ研究を行った経験を活かし、環境に絞って翻訳活動を行っております。修士共同研究ではカリフォルニア州道路公団の依頼で景観計画を作成。サステイナブル・コミュニティに関する研究では代替エネルギーから建築、農業、教育まで幅広い分野を統合する試みに携わりました。調査→分析→報告/発表という一連の流れの中で、必要に応じて関連分野の情報収集を行うなど、環境に関わる各分野に適した正確な翻訳を行います。
株式会社高橋翻訳事務所
環境翻訳 担当:Y.M.