![医学翻訳 ・分子生物学翻訳 ・生化学翻訳](https://stat.ameba.jp/user_images/20120209/18/t-honyaku/19/f1/p/t02200169_0300023011783972463.png?caw=800)
トクホの売り上げが伸びるなか、焦ったのが医薬品業界(pharmaceutical sector)の一般大衆薬。一般大衆薬とは、医師の処方箋(prescription)がなくても街のドラッグストアで買える風邪薬や目薬、発毛剤(hair growth stimulant)といった薬をいいます。一般大衆薬は、どんな症状に効果があるかは記載しても、どれくらい効果があるかを示す数値的データは、パッケージにもTVなどの宣伝でもうたってきませんでした。消費者の誤解を招く可能性を考え、自主規制したのですが、血中コレステロール減少効果などをうたったトクホなどが売り上げを伸ばすのを目の当たりにし、一般大衆薬も効果があることを見せないとトクホに対抗できないと判断し、広告への数値データ掲載を解禁して徹底抗戦を開始しました。満を持して「この発毛剤によってこれだけ毛が生えました」とか、「この漢方薬を飲んでこれだけ皮下脂肪が減りました」というグラフが広告に載るようになりました。
この現象は消費者に商品を比較する際の知識を与えてくれるので、歓迎すべきことなのかもしれませんが、情報を正しく判断して自分に適した商品を購入することが肝要です。