![環境翻訳](https://stat.ameba.jp/user_images/20120210/18/t-honyaku/21/f1/p/t02200169_0300023011785796807.png?caw=800)
たまたまラジオをつけたら、タイミングよく、アメリカのアトランタ(Atlanta)で始まったGlobal Soap Projectについてのレポートを放送していました。ホテルで捨てられる石けんを回収してアフリカを始め世界
各地に送るプロジェクトで、ウガンダ(Uganda)での虐殺を逃れてアメリカに移住したDerreck Kayongoさんが始めたものです。
Kayongoさんは、ペンシルバニア州で宿泊したホテルで、ほとんど使っていないのに毎日新しい石けんが補充されていることに驚き、最初は新しい石けんが無料であることを知らず「まだ昨日のものがあるから」とフロントに返しにいったこともあったそうです。逃亡生活の中で石けんのない生活が続いたり、平均日給が1ドルの地域で石けんが1個25セントもするために石けんが買えないといった現状を見てきたKayongoさんは、まだ使える石けんがどんどん捨てられていくことに衝撃を受けたと言っています。
世界では、手を洗うことができないために病気になり死亡するケースが未だ後を絶たず、毎年150万人以上の幼児が下痢性疾患のために命を落としているとされています。石けんを使った手洗いを実施するだけで、死亡率を40%下げることができるとの報告も出されています。
ではアメリカで捨てられる石けんの量は?
答え:アメリカ全土のホテル約460万室から、一日260万個が廃棄されるそうです。
<参照>
http://www.globalsoap.org/our-cause/
http://www.unicef.or.jp/osirase/back2009/0910_05.htm