カーリングのルール (スポーツ翻訳担当 佐々木) | 高橋翻訳事務所スタッフリレーブログ

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こんにちは。スポーツ 分野の翻訳 を担当している佐々木です。今回は2月12日から28日まで開催されたバンクーバーオリンピック、その中でもカーリング(Curling)について取り上げます。


今回のオリンピック で初めてカーリングの試合を見た方も多いのではないでしょうか。


カーリングのルールについて簡単に説明しますと、試合は野球 のイニングのように先攻、後攻の10エンド(end)で競います。各エンドは1チーム計8個(1人2個)のストーン(stone)を交互に1回ずつ投げます。


最終的にハウス(house)と呼ばれる円の中心に最も近いところにストーンを置いたチームが得点となり、相手チームの内側にあるストーンの数だけ点数が入ります。そして、得点したチームは次のエンドで先攻になります。


実際は見ている以上にハードな競技で、1試合を消化するのに約2時間半かかるため、高い集中力と体力が求められます。


ブラシで氷をこするスイーピング(sweeping)は、息を止めて全体重をブラシにかけるため、数十秒の間は無酸素運動に近く、重さ20キロのストーンを投げる際も筋力、特に体幹(体の中心)と大臀筋、肩甲骨の周囲の筋肉が重要となってきます。


また、選手がストーンを投げた後、短い言葉で指示を出していますが、氷をどのように掃き、ストーンをどの方向、位置に進めるかを伝えています。


「ヤッ、ヤッ」は「掃く」、「ウォー」は「止める」、「クリーン」は「ゆっくり掃く」と、さまざまな種類の指示があり、リーダーを務めるスキップ(skip)の選手はゲーム展開に応じて綿密な作戦を組み立てていきます。


今回出場した日本女子カーリングチームは準決勝敗退と残念な結果になってしまいましたが、世界 の強豪国を相手にすばらしい試合を見せてくれました。次回のソチオリンピック(Sochi Olympic Games)では、男女ともメダルを目指して頑張ってほしいと思います。


スポーツ翻訳 担当 佐々木