X JAPANのYOSHIKIさんが、26日~27日にかけて放送された日本テレビ系『24時間テレビ46』に出演した。
番組内で、国際移住機関(IOM)へ1,000万円を寄付すると発表し、また同番組への出演は無報酬であることを自身のSNSで明かしたらしい。
26日の放送では、YOSHIKIさんが「日本列島ダーツの旅的全国1億人インタビュー」のコーナーに出演し、ヘリコプターで地元館山を訪問し、母校である安房高校にサプライズ訪問したうえで、吹奏楽部員と共に「紅」を演奏したという。
さらに27日の放送では、ウクライナから来日した8歳の少女、アメリア・アニソヴィチさんの歌声と共に、ピアノで「Let It Go」と「ENDLESS RAIN」を国技館で生演奏したそうだ。
アメリアさんは、戦争による空爆から避難するため、多くの人々が逃げ込んだ防空壕の中で、皆を元気づけるために「Let It Go」を力強く歌い、その歌声は「平和の象徴」として多くの人に勇気を与えているという。
ウクライナの平和への祈りとチャリティー支援に対する感謝の想いを込めたパフォーマンスは、大きな感動を与えたそうだ。 「ENDLESS RAIN」では、ウクライナ避難民と日本の子どもたちも参加し、大合唱を披露し、パフォーマンス終了後には、コメントを求められたアメリアさんが言葉に詰まっていると、YOSHIKIさんが駆け寄り優しく話しかける場面もあったそうだ。
アメリアさんは「いろんな人に見てくださり、ありがとうございました」と感謝の意を述べたという。
番組内で、国際移住機関へ1千万円の寄付を発表したYOSHIKIさんは、「今回アメリアちゃんと共演させていただく中で、大変な思いをしている子どもたちの支えになればと思い、寄付をさせていただくことを決めました。」とコメントしたそうだ。
YOSHIKIさんはこれまでにも、ウクライナへの支援として「ウクライナ人道危機 緊急支援募金」に1,000万円、そして、国際移住機関へは1,000万円を2回、計3,000万円の寄付を、自身の運営する米国非営利公益法人「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じ実施してきたという。
確かにお金を持っているのだろうが、本当に素晴らしい方である。
毎年この時期には、24時間テレビへの出演料問題が噴出するが、出演者にはYOSHIKIさんの志の高さを少しもらって欲しい。
やはり、24時間テレビが国民的なチャリティー番組である以上、本来の姿は制作側も出演者も無報酬で、全てのお金を可能な限り寄付に回すのが正しい姿だと思うのだ。
それで番組が成り立たないのであれば、所詮は芸能界なんてその程度の志しか持っていない人の集まりとしか思えない。
いつか、24時間テレビが本当の国民的なチャリティー番組になってくれる事を願うのみだ。