まず最初に書いておくが、私は電気自動車が好きではない。
その為、多少はネガティブな書き方になるかもしれないのでご了承下さい。
『電気自動車のテスラのオーナーのみなさん、航続距離どおり走れてますか?』こんなネットニュースがあり、興味をそそられた。
アメリカでは広告や車載システムに表示される航続距離どおりに走れない人が多くてサービスセンターに苦情が押し寄せているのだそうです。
その為、テスラの社内に修理の予約をあきらめさせる極秘のチームが出来ている事が明らかになり、ちょっとした波紋が広がっているそうです。
テスラは走行距離の誇大広告が祟って「半分も走れない。壊れてる。」という車の持ち込みが多いそうです。
しかし、そもそも誇大広告が原因という事なので、どこも壊れておらず、つまりは直すところがないという事になります。
そこでできたのが、世にも珍しい航続距離苦情対策班『Diversion(ダイバージョン)』だというのです。
その任務は「修理の予約を解約させる」こと、これに尽きるそうです。
どうやら、次のようなテクニックを使っているようだとの事です。
・電話を延々保留にしてカスタマーがあきらめるのを待つ
・修理の予約をしているカスタマーに連絡して、あらかじめリモートで自己診断するよう促す(ネットの一連の質問に答えると「どこも故障してません」と表示されて修理をあきらめさせる仕様)
約10年前からテスラは走行距離を予測するソフトウェアのアルゴリズムを改変し、満充電のときには「バラ色」の航続距離を表示する仕様に変更していたらしく、リアルな距離が表示されるのはバッテリー残量50%を切ってからになっているそうです。
半分減った辺りから急にバッテリーの減りが速くなって路上で電池切れになる事態を防ぐため、バッテリー残量表示が空になってからもさらに24km走れる余裕はもたせていたそうで、ただし今もそのアルゴリズムが使われているかは不明だそうです。
多くのEVでは氷点下でバッテリーの性能が落ち、航続距離が最大40%ほど短くなるそうですが、その点もテスラの表示には反映されていないそうです。
韓国では「寒冷地で宣伝されている距離の半分も走れない。」と今年罰金が科せられたばかりだそうです。
酷いときには50.5%も航続距離が縮まっていたそうで、最近の航続距離テストでも、3つのテスラブランドの車を平均すると、現実の走行距離は表示より26%短いことが判明していたそうです。
テスラでドライブするときには航続距離の表示を鵜呑みにしない方が良さそうです。
ちなみに、都内に住む友人が同じような事を言っていた事を思い出しました。
彼は家族で静岡の別荘に行く途中、突然充電切れになってしまったそうです。
それ以後は、遠出する時はハイブリッド車を使っており、テスラは主に奥様専用車になっているそうです。
早め、早めの充電を心掛ける必要がありそうですね。