海外に滞在したまま国会欠席を続けるNHK党のガーシー(東谷義和)参議院議員は、参議院が科した懲罰処分『議場での陳謝』が予定されていた本会議も欠席した。
与野党は決定に従わなかったとして、10日にも懲罰委員会を開き、議員の資格を失う『除名』とする意向だという。
15日の本会議で正式決定の見通しだそうだ。
この日の本会議で、尾辻秀久議長は「院議(参院の議決)に従わなかった。」と述べ、ガーシー氏を懲罰委員会に付すことを宣言したという。
ガーシー氏は事前に陳謝文を読み上げる動画を参議院に提出したが、返却されたという。
これを受け、10日の懲罰委員会でガーシー氏側の弁明の場を設けたうえ除名の処分を決める方向で、与野党が調整に入ったという。
ガーシー氏は昨年7月の参院選で初当選した後、アラブ首長国連邦に滞在を続けて帰国せず、一度も登院していない。
参議院は2月下旬、4段階の懲罰のうち3番目に重い『議場での陳謝』を決め、ガーシー氏は従う意向を文書で示したが、与野党関係者の多くは懐疑的だったという。
参議院事務局によると、ガーシー氏には毎月、歳費129万4千円と調査研究広報滞在費100万円が支給されており、昨年12月には期末手当188万5681円も支給されているそうで、2月末時点の支給総額は約1833万円になっているという。
ガーシー氏はSNSで全額を受け取らないとの表明をしているようだが、もはやこの方の言い分に信頼性は皆無である。
自分は誰にも迷惑をかけていないとも言っているようだが、あなたの所持している無駄な1議席が他の議員に与えられれば、もしかすると日本や国民の為になったかもしれない。
そう考えると、活動をしない議員が議席を所持したままという事が国や国民に迷惑をかけているのである。
それくらいは理解してもらいたいのだが…。