イランが劇的なロスタイム弾で勝ち点3を奪取した。
サウジアラビア、日本に続き、今大会のアジア勢で3勝目を挙げたのだ。
エースのFWアズムンを中心に鋭いカウンターから再三好機を演出し、後半7分には2連続ポスト直撃の不運に見舞われるなど苦しんだが、後半53分に均衡を破った。
ウェールズに波状攻撃を仕掛け、セカンドボールを拾ったMFチェシュミがペナルティーエリア手前から右足を振り抜き、ゴールネットを揺らし、待望の先制点に歓喜の輪が広がった。
さらに同56分にもカウンターからDFレザイアンが2点目を突き刺し、最後の最後に歓喜が待っていたのだ。
運も味方したのか、同40分にウェールズGKヘネシーが抜け出したFWタレミと交錯し、VARによってイエローカードからレッドカードに判定変更で一発退場となり、1人多くなったイランが数的優位を生かし、見事に今大会初勝利を挙げた。
初戦でイングランドに2-6と敗れ、ウェールズとアメリカは1-1で引き分けて勝ち点1ずつを分け合っている事から、1次リーグ突破に向け、大きな勝ち点3を手にした事になりそうだ。