関東学生陸上競技連盟は6月30日に、2024年1月に第100回を迎える東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会について、参加資格を従来の関東学連所属のチームから全国オープン化することを発表したそうだ。
予選会は2023年秋に開催される予定だという。
オープン化は関東学連の最高議決機関である代表委員総会でこの日決定したのだという。
箱根駅伝の参加資格はこれまで『関東学生陸上競技連盟男子登録者』だったが、これを『日本学生陸上競技連合』と門戸を広げ、全国の大学から参加可能としたようだ。
第100回大会では、予選会で敗退した大学の選手たちで構成する関東学生連合チームは編成しないという。
現状では第100回大会での措置で、選考方法なども含め詳細は今後協議するということのようだ。
正直な私見を書かせてもらうと、とんだ茶番である。
もし箱根駅伝を本当に全国大会にするつもりなら、あと1年半で、いや予選まで1年でチームを作り上げる事は非常に難しいく、不可能に近いと言っても過言ではないだろう。
箱根駅伝を目指す為には、チームの強化はもちろんの事、新人のスカウト、そして各エリアのスケジュール調整など、様々な準備が必要になるはずで、すくなくとも10年~5年前位までには上記のような決断をしてもらう必要があったと思うのだ。
いまから箱根駅伝予選会の為に地方の大学が準備をしても、たぶん関東の大学を差し置いて本大会に出場するのは至難の業だとしか思えない。
言い出しっぺが誰なのかはわからないが、100回大会の目玉として全国に門戸を開きましたという思い付きの提案としか思えない。