カタールW杯の1次リーグ組み合わせ抽選会がドーハで行われ、日本はE組に入り、2010年南アフリカW杯優勝のスペイン、4度の優勝経験のあるドイツ、そしてニュージーランド対コスタリカの勝者と対戦することが決まった。
今大会の1次リーグで唯一優勝経験のある国が2つ入る厳しい組となり、森保監督は「どこと当たるんだろうとワクワクして見ていましたが、優勝経験のあるスペインとドイツと一緒の組になり、非常にいい相手と戦えると思っています。」と話したそうだ。
FIFAランク23位の日本は、11月23日の初戦で同12位のドイツと対戦する。
今回は第2ポットだが、欧州予選では9勝1敗と圧倒的な強さで出場権を獲得しており、ブラジルの最多5度に次ぐ、4度の優勝を誇るチームは監督が変わってから、バイエルンの選手を中心に非常に強いチームへと変貌しているようだ。
同27日の第2戦は、ニュージーランド対コスタリカの大陸間プレーオフの勝者と対戦する。
コスタリカは、2018年9月に森保ジャパンが発足して最初の試合で対戦し、3対0で勝利しており、その際は南野、伊東、オウンゴールで3得点を奪っている。
ニュージーランドは、森保ジャパンになってからA代表での対戦はないが、昨夏の東京五輪の準々決勝で対戦し、延長でも0対0で決着がつかず、PK戦の末に勝利した相手だ。
12月1日の最終戦ではスペインと対戦するが、A代表では2001年に戦ったのが最後で、東京五輪では準決勝で対戦し、0対1で敗れている。
いずれにしても、日本が余裕を持って戦えるような相手はいないという事であり、日本にとってE組は『死の組』と言って良いだろう。
しかし、ここで結果を出せれば日本サッカーが世界に向けて大きな1歩を踏み出せることになるかもしれない。
まあどのみち、日本は相手によってどうするなどという事を考える必要がなくなったのではないだろうか?
全て全力で勝ちにいってついてくる結果が日本のすべてという事になるのだろう。
しかも、カタールのドーハは1993年のアメリカW杯最終予選でのイラク戦で、後半ロスタイムに同点に追いつかれ、目の前でW杯出場を逃した『ドーハの悲劇』の舞台である。
ぜひとも森保ジャパンが目標としている『ベスト8以上』の結果を出して、ドーハを悲劇の地としてではなく、歓喜の地として語り継げるようになる事を期待したい。