本当に良い事なのだろうか? | ひでっちのブログ

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カバン屋のオヤジです。仕事関係もですが、旅行や食事など、個人的な趣味趣向を中心に感じた事をとりとめもなく書いていきます。

最近、若者のテレビ離れが加速しているという。

果たして原因はなんなのだろうか?

別にアンケートなど取った事もないが、私見を書かせてもらおうと思う。

コンプライアンスという名のもとに放送に適さないと言われる事が多くなってきており、おそらくは制作側は心底頭を痛めていることだろう。

私が子供の頃は、今よりもかなり激しくコンプライアンス違反の放送がされていたと記憶している。

親が不適切と思った番組は、子供に見ないように言い聞かせ、多くの良い子は親の言う事を聞いていたはずである。

私はというと親の目を盗んで今でいう不適切な番組を見ていた記憶がある。

さて、それではテレビは誰の為にあるのだろうか?

たしかに視聴者には子供もいるが、基本的には全世代が視聴者であり、子供ばかりを基準にするのはおかしいような気もする。

放送局側だって、本当に放送に適していない事まで放送するとは思えないし、何でもかんでも子供への教育の名のもとに規制をかけるのはいかがなものだろう。

それならば、むしろテレビよりネット動画の方がどれほど酷い内容の放送をしているか、親だって分かりそうなものである。

テレビが一家に一台だった昔から、一人に一台になり、今やスマホを介してテレビとネット動画がみられる状況になっている。

よく言われる事だが、清潔になり過ぎたが故にアレルギーを持つ子供が増えているそうで、同じことがテレビの放送にも言えるような気がしてならない。

テレビの放送内容をグレーゾーン無しで真っ白に保とうと無理をするから、子供たちの興味はグレーどころか真っ黒な放送さえもされているネット動画に移っているのではないだろうか?

テレビの放送内容は視聴者からのクレームで規制されるのではなく、製作側がしっかりと自制し責任を持って放送するべきだと思う。

子供の視聴を理由にしてテレビ局にクレームを入れる前に、その子がネット動画で何を視聴しているか確認してみてもらいたいものである。