今朝のワイドショーで大麻について特集していた。
もちろん田口容疑者の件もからめてであるのだが、その際に出た質問内容に考えさせられた。
なぜ大麻は規制されているのかについて様々な点で説明があった後、一部では規制を撤廃しても良いのではという意見もあるそうだと話があった。
大麻にも良い点もあるし、何よりも同じように依存性が認められている酒やタバコが年齢規制のみなのだからという事で、もっと研究の必要があるのではないかという事であった。
ただし私はこれには大反対である。
酒やタバコに依存性があり、人体に問題が起きる事が分かっているのならば、そちらを規制する意見が出てもおかしくないはずなのにそれは封じ込められているのである。
たしかに社会生活の中にこれだけ浸透している酒やタバコを今から規制する事は現実的ではない。
これについては大麻も同様である。
もし大麻の規制を一度緩めたり解いたりすれば、次に規制をかける事はより一層難しくなるはずで、ダメなら元に戻すような考え方は通用しないはずなのである。
むしろ、問題があるものの規制を緩める事を考えるよりも、問題のあるものの規制を厳しくする事を優先するべきではないだろうか?
そうは言っても、酒もタバコも規制をかける議員や官僚の中に十二分に浸透しているのだから、期待など持てるはずもないのだが…。