「ゴエモン」が亡くなったとの大橋さんのツイートにであった。
またひとり記憶に刻んでいた被災猫が逝った。保護され家族として大切にされた5年間、そして手を尽くした治療と看取りには感謝に堪えません。ありがとうございました。
福島県飯舘村への峠道(比曽坂)のとっかかりにある山木屋地区、ここも飯舘村と同様に原発事故による放射能に汚染され、避難解除された2017年3月末まで人のいなくなった街だった。その街のとある家の軒下に作られた餌場があるが(現在も存続、数匹のネコたちにボランティアが定期的に給餌している)、ボランティアが運ぶご飯を命綱として、行き先のない10数匹のネコたちが生きていた。
私は2012年9月から通うようになったが、いかにもと云った風貌のネコがいた。「ゴエモン」(ボランティアが命名)である。圧倒的な存在感を漂わせていた。
連れ合いの老三毛猫:「お富士さん」とふたりで餌場を仕切っているように感じられた。
2014年頃には、「お富士さん」の老化が目立ってきたので、もうそろそろ保護をしなければとボランティア仲間で話していた矢先に、餌場から姿を消してしまった・・・。
老体の「ゴエモン」もその轍を踏まないように、保護の段取りが出来上がって、2015年1月23日には捕獲、必要なら病院搬送、その後里親さん宅へ運ぶことになっていた。
今日が「ゴエモン」への最後の給餌と思って訪れた2015年1月22日、足を引きずっている「ゴエモン」がいた。明日捕獲・保護の予定だったので、急遽捕獲して病院搬送することに。
この日のことは 飯舘村訪問日記634 2015/01/22 を参照
そして大橋さんの家族となったのでした。
「ゴエモン」のご冥福をお祈りいたします