飯舘村訪問日記883 2015/12/10 | aihamalteseのブログ

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愛犬の名は「あい(♀)」、犬種はマルチーズ、2010/4/18生


 家屋の解体が迫っていて、二桁いる猫たちが真冬の寒空に放り出されることになる。
シェルターの受け入れキャパを超えていても受け入れを決めた福猫舎の「犬班A。」さん、昨日9匹を捕獲・保護していた(こちら)。

 今日は、9匹の他にまだ残されている可能性が高いので(TNRは14匹されていた)、監視カメラを付けに行ってきた。BOXにドライとウエットをセットして、それを食べにくる猫をキャッチしようと準備をしていたら、猫が1匹現われた。この餌場の住猫のひとり、これで10匹目となる。しかし昨日一挙に9匹保護しているので、今日は受け入れ場所がなく捕獲をあきらめ、またの機会と言うことになった




 避難指示が解除されたら帰村すると決めているお宅から優先的に解体されている。300匹以上はいると思われる猫たち、解体によって行き場を失う猫たちも沢山出ることだろう。受け入れキャパは厳しく狭き門、昨日の9匹は例外になるかもしれない。
一方、この時期に福島県救援本部の三春シェルターが今月で閉鎖されると知った(こちら)。何処を見て判断したのだろう、個人では限界を超えているのに。




 今日も「山木屋交差点」のふたり、そして「比曽坂」の補給と給餌。「比曽坂」ではサクラ耳のクロ猫に出会った。TNR後も厳しい中生き抜いている




 
 今日のメインは飯樋のBOXすべての補給

 最近のBOX事情は厳しくなっていて、中2~3日で空になる場所が多くなっている。8か所のBOXのうち「葉タバコ組合」「ご老公」「石材店」「大火」はまったくの空、「工務店」「サロン」もギリギリだった。いつもより多く持って行ったドライフードは飯樋で底をつき、途中買い増しに川俣へ。「アライグマ」「ハクビシン」と分かっているが手強い相手で対応が難しい。
 BOX以外では「スズメバチ」「コロの猫」「うたモドキ」宅も寄ったが、久しぶりの出会いもあった

(「サロン」の3匹)





(「サロン」のお隣にいた茶シロ)




(「電波塔前」の2匹)





(「工務店」のBOX、ハクビシン・アライグマがネットを伝って乗っていたので移動して様子見)




(「石材店」は1匹だった)




(久しぶりに出会った)







 関沢の2軒

 茶トラの出現と同時期に消えた人懐こいキジトラ、除染作業員の皆さんに可愛がられご飯ももらっていただけに心配されていた。餌場を追い出されたのだろうか。今日はその茶トラだけがいた



(姿を消したキジトラ)



 「残された7匹」宅、BOXは中2日だったが半減していた。野生動物の気配は無いので猫の利用が高いようだ。しかし今日は2匹だけだった