昨日から「清川しっぽ村」さんと同行しているが、今日も一日同行する。
受け入れ依頼に応えていただき３匹の受け入れ枠を準備して昨日から飯舘村に入っていた「しっぽ村」さん。絶好の機会だった、３匹捕獲して保護してもらうつもりだった。
目的の猫は、比曽の「マメ」宅の居付きクロ猫２匹と、前田の「ピーとクロ」宅のやはり居付きのクロ猫１匹。どちらのお宅も飼い猫がいて、その猫のために家の内外を行き来できる通路を作られているが、室内の置餌にひかれてその通路から進入して居付く（居付き猫はこのパターンが多い）。その猫を捕獲して保護する計画。
「マメ」宅は、４時間粘ったが全くダメだった。いつもは車の音で２匹が通路から出て来るのだが、今日は全く気配を見せず。一度だけ姿を見せたが捕獲器の前をウロウロしただけで引っ込んでしまった。今日のために連日「餌付け」していたのだったが・・・。
（目標のクロ猫２匹）
（捕獲器は全くの音無し）
（かつてマメが駆けていた田畑と裏山の今）
「ピーとクロ」宅は、お母さんに昨夕から室内に捕獲器を掛けてもらっていたのだが、居付き猫は捕獲器の上で寝ていたそうで、これまた失敗。これまでも数回仕掛けたそうだがことごとく撃沈だったそうで、あきらめずに続けることになった。今日飼猫の「ピーとクロ」の２匹は、里親に出ることになり病院へ。今日以後は居付き猫は食糧が無くなってしまうので、何としても捕獲保護しないと先は餓死、今夜からも捕獲器を掛けることに。
せっかくのチャンスだったのに目的の猫を助けることは出来なかった。日曜日に「まだお」さんが「工務店」で捕獲・病院搬送していた足の悪いクロ猫を保護してもらえることになり、１匹になってしまったが「しっぽ村」へ連れて行ってもらった。
午後は、小宮地区のワンニャン宅を案内・給餌に廻った。給餌対象のお宅だけでなく、ワンニャンがいるすべてのお宅を紹介した。
（小宮に設置の最新式まだお型：カラス撃退型）
最後は、「ピーとクロ」宅に寄る。
目が開いていない時から育ててきたピーと、ピーの成長を手伝ったクロ。お母さんが二匹にかける思いは強い。しかしご自身の体力低下と病気、居付き猫の問題等々・・・
最終的に「２匹を一緒に飼ってくれる人がいたら里親に」となった。
メディカルチェックのため２匹揃って病院に搬送、２～３日の入院。その後は一時預かりさん、里親へと新しい道を歩むことになる。２匹とも原発事故後の生まれで１歳前後。人懐っこさはお母さんの愛情をいっぱい受けて育った証だ。
今日も「けーちゃん」が昨日の続きの二枚橋・前田・佐須・草野・伊丹沢・八和木を給餌に廻っていた。雪道を心配していたが、比曽坂に残っていた程度だったので安心した。お疲れ様です。
「しっぽ村」クルーの３人様も二日間お疲れ様でした。クロ猫の受け入れありがとうございます。