飯舘村訪問日記213 2013/07/15 | aihamalteseのブログ

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愛犬の名は「あい(♀)」、犬種はマルチーズ、2010/4/18生

  今日は、一昨日捕獲して避妊・去勢手術が終わったニャンコのリリース(リターン)の日だ。愛ちゃん・しんちゃんペアに同行して蕨平に行ってきた。


 最初に「交差点の家」の4匹の仔猫のリリース。その場所に着くとお母さんがちゃんと待っていた。探させてしまったようで、ごめんなさい。愛ちゃんしんちゃんペアは、さっそく高栄養価のウエットとドライを十分準備してから、賑やかにお母さん恋しいと大合唱していた仔猫を順次解き放す。同じように次々と一目散にねぐらに消えた。後でゆっくり食べてください。





 次は、「イチローの家」の三毛猫だ。保護予定で捕獲したのだが、「授乳中だからリリースを」との獣医師の判断だったので、泣く泣く放しに来たのだった。昨日仔猫が居た時のことを考えて用心のために愛ちゃんしんちゃんが置いていたウエットには食べた痕跡があり、仔猫がいる可能性を否定できない。1~2か月後に再トライ。




 
 「チビの家」でも4匹のリリース。捕獲した場所が納屋の二階だったので、急な梯子を上り、リリースの準備。ここでも待っていた母ニャンコと放すニャンコとの大合唱。急いでご飯を用意してからリリース。




 
 その間に私は「給餌BOX」の更新作業。傷んだBOXをはずし、天板をサイズアップしたものに張り替え、昨日穴あけ作業をしたBOXを取り付ける。




 今回のTNRはこれで終了。愛ちゃんしんちゃんペアとはここで別れる。愛ちゃんしんちゃんは、久保曽・比曽を給餌しながら3日間の飯舘村行動を終えて静岡への帰路に。車の上に積んだ捕獲器が光っていた。

お疲れ様でした。


 私は引き続き小宮~大倉へと給餌する予定で、まずは目の前の「三毛の家」に寄った。

納屋の中には1匹のタヌキがうろついていた。警戒していたのだろう三毛お母さんはなかなか現れなかったが、先日からのねぐら付近で存在を知らせるように啼いた。ウエットを目の前に置き離れて様子を見ていると、仔猫を呼びに行って二人で食べ始めた。動物のお母さんは、本当に賢い。


「栗の碑」のBOXを点検してから蕨平を離れ、小宮の老犬チビ宅に行った。

「チビ」の姿が無かった。家の周りを探しまわったが見つけられなかった。家の敷地からは出ない犬だから、何かが起きたことは間違いない。飼い主さんに電話連絡をして状況を報告、福島市の避難先から帰宅してもらうことにした。その後、家の前の草ぼうぼうの田んぼ(畑?)を目標もなくウロウロしていると、草の隙間からわずかに茶色が目に入った。「チビ」が四つん這いになって動けなくなっているのを発見、朝方の雨で体は濡れていた。意識はしっかりしていたので抱き上げて小屋に連れてきた。支えれば立ち上がるがすぐにヘタってしまう。水が何も入っていなかったのでとにかく水を与えた。容器一杯飲み干すほど大量に飲んだ。いつに田んぼに落ちたのか?また入り込んだのか?状態からはそんな長時間ではなさそうだが、軽い脱水状態かも?落ち着いてから再度飼い主さんに状況報告しておいた。ご飯も用意したが食べる気は無いようで口を着けなかった。犬小屋に抱きいれて横にならせたが、しばらくするといびきをかいて寝てしまった。状態を確かめるため体を調べたが、腹部に大きなしこりがあった。あれやこれやをメモにして飼い主さんに申し送った。

(背丈ほどに伸びた雑草の中で発見)




(立たせてもすぐにヘタってしまう)


(その状態で水をたくさん飲んだ)



(体を拭いて、犬小屋の中で休ませた)

(今日は姿を見せたレオがその様子を見ていた)



予定がすっかり狂ってしまい、仔猫4匹の大倉地区のお宅への訪問は、明日に変更して帰路についた。