飯舘村訪問日記180 2013/05/28 | aihamalteseのブログ

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愛犬の名は「あい(♀)」、犬種はマルチーズ、2010/4/18生

  火曜と金曜の朝は、「福猫舎」に寄ってちょっとだけお手伝いしてから飯舘に行くのが日課になってきた。今日も「福猫舎」から飯舘村に向かった。この地からは、288号線・349号線経由で飯舘に入るのが早そうなので今回からこのルートを使うことにした。

今日のコース:須萱~臼石~前田~佐須~草野~深谷~関沢~小宮

須萱:除染作業が進んでいる。住宅の敷地内も行われていてワンコは落ち付きがなかった。田畑に作られた仮置き場には、黒い袋が山と積まれるようになってきた。

そんな中で給餌中に出会った除染作業員の方から(この方も飯舘の住民)、先日8匹のニャンコが捕獲されて連れて行かれたことを聞く。TNRは済んでいるお宅での話なのでその目的での捕獲ではない。どういう事なのだ?  この地区のニャンコが少なくなっていることと関連している・・・?

須萱で給餌したワンニャンたち

(このお宅で8匹捕獲されたと聞いた。今日は3匹出てきた)




(最近TNRしたお宅は2匹出てきた)


(白と黒の親子)



(7匹いるお宅。今日は2匹だけだった)




(母子のツーショットは久しぶりだ)




臼石・前田・佐須


 3日前にお父さんとお会いした時に、夏場の暑さ対策を考えましょうとお話していたのですが、今日訪問してみると手製の夏バージョン犬舎が! シロも喜んだだろうが私は心が温かくなった。原っぱのシロ君のお宅での出来事でした。


前田集会所近くのお宅は、縁の下の餌場には何もなく柵も倒れていた。ドライ・ウエットを補給すると3匹姿を見せた。





佐須の納屋が餌場のニャンコ宅では、めずらしくカリカリが残っていた。長いアプローチのお宅でもハクビシンに食べられいつもは何も残っていないが、今回は珍しくカリカリが残っていた。また森林除染のお宅はいつも通りの2匹が懐っこくウエットを催促してまとわりついてきた。




草野・深谷・関沢

草野地区はTNR後のフォローに寄った。1か月経ったが相変わらずニャンコの姿は無かった。ワンコに給餌。深谷地区でもTNR後のフォローのお宅に寄ってきた。ここも姿なくてドライ・ウエットを置いてくる。


 須萱で給餌中に除染作業をしていた方が話しかけてこられ、自宅に寄りついているニャンコの相談を受けた。餌の支援とTNRのお話をして承諾していただいたので、ご自宅を見に行ってみることにした。お宅は関沢地区にあった。神戸から通っている頃に廻っていたワンニャンのお宅の近隣だった。この地区にもワンニャンが残されている。両隣を廻ってみたが、ワンニャンがいた。ワンコは年老いた?ダックスだった。ニャンコは室内に飼われているもの、人を見て隠れるものなど複数見受けられた。





 関沢地区から小宮を通り、比曽から62号線・4号線を通り帰宅した。通過点の「小宮の老犬」「比曽坂下GS横」「山木屋交差点」には給餌しながらの帰路だった。




今日も山木屋で出会ったいつもの2匹






原発事故から2年以上経過した。被災された人もワンニャンも疲れて当たり前の長い時間だ。必死に生きるには長すぎる時間。しかし必死でないと生きていけない・・・

個人がそんな被災地の人を支えることは至難の業。国の役割とは何か?民の災難を助けることではないのか。今のこの国は狂っている。こんな時こそ憲法の精神を生かさなくてはいけないのに。

まだまだ死ねないなあ・・・