今日は「開設宣言」案の検討を終えて、311にはスタートできるめどがたったと云えるのだろう。
私は福島に移住してきて飯舘村通いに明け暮れている。
飯舘村に行って、日記を書いての生活が半年になった。毎日そのことで精一杯、ほかの事は何も手が付かないほど疲れる。
この間の生活で一番残念に感じたことは、置き去りにされている命があることを福島の人たちですら知らないという現実だった。そのことはある意味復興の大きな障害になると感じている。
ホームセンターやスーパーで大量のワンニャンの餌を購入してレジを済ませる時に問われるのは、「たくさん飼っているのですか?」である。そこで飯舘村での給餌ボランティア活動を説明するのだが、何も知らない人が全員である。
また、いつもガソリン(月約6万円使う)を入れるスタンドは、飯舘村近隣の二本松市東和地区にあるが、そこの従業員・経営者全員が全く知らなかった。今では私の顔も知られねぎらいの言葉も返ってくるが、こういう現実を知るにつれ、気持ちは参ったものだった。
しかし、だからこそ「発信しなければ」「行動しなければ」と奮い立つのだった。微力だけどやれることはすべてやろう、悔いは残さない生きたかをしよう、詰まる所そこに落ち着くのです。
支援活動にはいろいろあるが、私は給餌以外は出来ないし行わない。保護活動、新しい飼い主探し、TNRなど大切な活動がある。
今回、経験豊かな有能なボランティアさんとの出会いによって新たな分野で支援活動が始まることになる。今まで以上にボランティア間の連携や支援が大切になると思う。
必要なことはあれこれやってみる。
でも私の基本は給餌活動だ。