飯舘村訪問日記45 2012/11/13 | aihamalteseのブログ

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愛犬の名は「あい(♀)」、犬種はマルチーズ、2010/4/18生

 保護に行った子は、すでに亡くなっていました。



9日に比曽で初めて会ったこの子は、弱々しくて明らかに危険な状態だった。
翌日飼い主さんとお会いして、病院に搬送の了解をもらって探したが見つからなかった。
今日もう一度捕獲をしようと伺ったところ、飼い主さんが日曜日に亡骸を見つけたと知らされた。
今はニャンコの住かになっている牛舎跡で息絶えていたと。
その牛舎は原発事故前は30頭の和牛と乳牛の住かだったところ。

今日も、それは悲しい風景だった。前がかすんでかすんでとめどなく流れ落ちる涙。悲しさと悔しさと・・・・・・・・・・・・・









  私がブログでこの子のことをを発信したあとに、幾人かの方から「面倒見ます」、「飼います」との連絡を頂きました。
「ビューティアートじゅえる」様、英国から私のブログを世界に紹介していただいている「洋子クケルマン」様、ありがとうございます。お力添えを頂きながら、残念な結果になり申し訳なく思っています。




 
 

  このことがあって、私は本当にびっくりしました。
それは、洋子クケルマン様のことです。以下は彼女の言葉です。

 「英国に住む私が、現地で直接関われない代わりにできることと言ったら
ネット上でのお手伝いや、里親さんや飼い主さん情報を探す、ネットから支援物資を送ることなどできることは限られています。
しかし、『なにもできなくてごめんなさい』にはなりたくない。
『できる事があるなら最大限やる』しかない、と思っています。

毎日情報を探し、あのページを更新することは最低限自分ができること・・・
私のページには、翻訳してくださる方が居てくださる為、(英国に住んでいながら翻訳が苦手なのです)
ご紹介した記事には翻訳がつき、その翻訳を見て、アメリカにて福島の動物たちの情報を発信しているFBページの方たちが、パパさんのブログも英語で発信されています。飯舘村の事情が伝わっています。
パパさんが発信されているあの子達の事情が、多くの方の目に留まりますように。
まだ何も終わっていないということを、知ってほしい。
原発事故がなければあの光景はなかったということを、海外の若い子達にも知ってほしい。特にアメリカは・・・
私のFBの『被災地の動物保護、支援情報』のページをリンクしておきます。」

http://www.facebook.com/pages/%E8%A2%AB%E7%81%BD%E5%9C%B0%E3%81%AE%E5%8B%95%E7%89%A9%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E6%94%AF%E6%8F%B4%E6%83%85%E5%A0%B1/114967935249710 

 「パパさん」とは私のことです。なぜか皆さんが「あいちゃんパパ」とお呼びになっているものですから、洋子クケルマンさんも「パパ」となったのでしょうね。私はその呼び名に異存などあろうはずはありません。

私のブログがそんなことになっているとは全く知りませんでした。今度のことがあって初めて知ったようなわけです。原発事故のことを、福島の・飯舘の動物のことを世界に発信していただいて、これ以上の喜びはありません。
今日は神戸からも嬉しい知らせが届きました。私のブログの写真をパネルにしてカンパを募ってくださり、犬舎2つ買える金額が集まったとのことです。


いろいろな人に支えられてできることです。手を携えてこれからも進もうと思います。

                                    続く