1作品目が1月という、ひとまずは順調な滑り出しで観た「LOOPER」
偶然にも「ブルク7」始まりというのも去年と同じです。
まず、因果は巡るという設定を突いたタイトルがまた良い。
「未来を変えるんだ」というそれぞれの気迫と作品のテーマも見応えありでした。
でもやっぱり、親殺しなどを含む歴史を変えるためのタイムスリップものって、
「ターミネーター」「バックトゥザフューチャー」あたりで既に大綱を形成していますね。
本作では、タイムパラドックスによる矛盾点やストーリーの綻び、つじつま合わせの難しさを、
「面倒くさいからややこしいことは聞くな」と劇中でのブルース・ウィリスの台詞で一蹴。笑
それでもタイムトラベル系の作品に、斬新な設定を盛り込んで練られた脚本は秀逸で、
解説的な前半部分に導入された伏線の張り方も良く、その回収もしっかりしていました。
と言うよりも、中盤では触れられないそのSF要素的テレキネティクスが終盤に大きく影響します。
意外な展開に帰着するエンディングの描写も良くできていて、全ての話が繋がってループします。
タイムトラベル系に慣れている人にとってはそうでもないのかもしれませんが、
ストーリーの紐解きと読めなかったオチに、ガツンといかれる衝撃を受けました。
昨年に観た「TIME」もそうですが、近未来を描くSF映画ってもしかしたら好きかも。笑
まだまだ公開されたばかりなので、是非観に行ってみてください。
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とりあえず、何よりの悲しい事実は、
現代に来た30年後の自分...ハゲてもうてるやん。笑