関屋記念(日曜・新潟)


芝1600m戦、GⅢ。

過去10年、1番人気は〔313〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔163〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
ちなみに、4番人気が〔411〕。ひと捻りが必要なレースです。

ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
GⅠのNHKマイルCから〔102〕。
安田記念から〔021〕。
GⅢの中京記念から〔362〕。
エプソムCから〔102〕。
その他、GⅠのマイルCS、GⅡの京王杯SC、GⅢの七夕賞から勝ち馬が。
GⅢの鳴尾記念から2着馬が。
GⅠのヴィクトリアマイルから3着馬が出ています。
重賞組はGⅠからなら人気、着順不問ですが、GⅡは4着、GⅢは掲示板または4番人気までに推されていたことが必須です。
最も好相性の中京記念組も7頭が掲示板、4頭が4番人気までの馬でした。
OPの米子Sから〔101〕。連対馬。
メイSから〔010〕。9着馬。
3勝クラスから〔101〕。こちらは勝ち馬です。

連対20頭すべてに芝1600mでの勝ちがあり、そのうち17頭は2勝以上、12頭は3勝以上を挙げていました。

また、連対20頭中、11頭に重賞勝ちがあり、重賞3着以内がある馬は15頭。
必須ではありませんが、重賞実績はあったほうがいいといった感じ。

ただし、これを勝ち馬10頭で見ると、重賞勝ち馬が7頭に、OP勝ち馬が2頭。
残る1頭は、前走が格上げ初戦のGⅡで0秒2差の4着だった、23年の勝ち馬アヴェラーレ。
勝つにはOPクラスの実績は重要なようです。

さらに、連対20頭中、19頭に芝左回りでの勝ちがあり、無かったのは21年の勝ち馬ロータスランドのみ。この馬、左回りは1戦だけで、その時は2着でした。

牝馬は〔344〕。連対7頭は、前走重賞出走馬です。

年齢別では、3歳〔102〕、4歳〔212〕、5歳〔565〕、6歳〔231〕。
5歳馬が中心のようです。

逃げ馬が〔221〕、4コーナーで2、3番手だった馬が〔232〕。長い直線の新潟芝外回りですが、前で進める馬の粘り込みが目立ちます。

加えて、馬券圏内30頭中、28頭までもが、前走と比べて斤量減か同斤の馬。覚えておくといいかもしれません。





小倉記念(日曜・中京)


芝2000mのハンデ戦、GⅢ。
例年は小倉での施行ですが、今年は中京で行われます。
データは小倉で行われた過去10年です。

1番人気は〔201〕、2番人気は〔132〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔444〕、2ケタ人気馬〔211〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
波乱のハンデ重賞です。

ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
GⅠの天皇賞・春から〔110〕。
GⅢの鳴尾記念から〔301〕。
七夕賞から〔203〕。
マーメイドSから〔102〕。
エプソムCから〔021〕。
その他、GⅠの皐月賞、GⅢの新潟大賞典、函館記念、3月と12月施行の中日新聞杯から2着馬が。
GⅠの宝塚記念から3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPの巴賞から〔010〕。3着馬。
3勝クラスから〔312〕。勝ち馬2頭、3着馬2頭に、4着と6着の馬。
3勝クラスで負けた馬の好走があるあたりに、難解さが垣間見えますよね。

トップハンデは10年で12頭いて〔211〕。
勝ち馬のハンデは58~52キロで、平均すると56.05キロ。
2着馬は57~54キロで、平均56.35キロ。
3着馬は57.5~51キロで、平均55.35キロ。
23年から基礎重量が1キロ増になったので、平均を出す時のみ、14~23年のハンデに1キロ加えて計算をしています。
57キロ(23年は58キロ)以上で馬券に絡んだ馬は7頭。そのうち6頭が1~3番人気。残りの1頭は6番人気。重いハンデを背負わされても人気になる馬は、信頼足り得ると考えていいのかもしれません。

連対20頭すべてに、芝1800m以上での勝ちがありました。

また、連対20頭中、15頭に重賞での掲示板がありました。

牝馬は〔113〕。
セン馬が〔132〕。
セン馬の頑張りが目立ちます。

年齢別では、3歳〔010〕、4歳〔622〕、5歳〔262〕、6歳〔115〕、7歳〔101〕。
4歳と5歳が、連対8頭、馬券圏内10頭で並びますが、勝ち馬の数では4歳馬が圧倒しています。
6、7歳で馬券に絡んだ9頭中、6頭が6番人気以下の伏兵。そのうち3頭が2ケタ人気ですから、人気薄のベテランを狙うのも面白いレースです。


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