NHKマイルC(日曜・東京)


3歳マイル王決定戦。芝1600m戦、GⅠ。

過去10年、1番人気は〔211〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔111〕。
6番人気以下〔357〕、2ケタ人気馬〔033〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券4本。
22年は4、3、18番人気の1~3着で、3連単153万馬券!
毎年1~3番人気が馬券圏内にいる一方で、6番人気以下の伏兵が15頭と馬券圏内の半分を占めている、波乱のGⅠです。

ステップレースを見ていきましょう。
まずは2つのTRから。
GⅡのニュージーランドTから〔222〕。3着以内5頭に、5着馬。
GⅢのアーリントンCから〔205〕。3着以内6頭に、11着馬。
その他、GⅠの桜花賞から〔220〕。掲示板3頭に、15着馬。
皐月賞から〔211〕。人気、着順は不問。
GⅡの弥生賞から〔100〕。2着馬。
スプリングSから〔001〕。7着馬。
GⅢのファルコンSから〔101〕。共に2着馬。
毎日杯から〔020〕。2着と4着の馬。
フラワーCから〔010〕。勝ち馬。
OPの橘Sから〔010〕。勝ち馬。
アネモネSから〔010〕。4着馬。

馬券圏内30頭、すべて前走はOPクラスから。ただし、勝ち馬10頭はすべて重賞からです。

また、27頭が芝1600m以上から。3頭が芝1400mから。
さらに、馬券圏内30頭すべて、3月以降に少なくとも1走はしていました。

連対20頭中、13頭に芝1600mの重賞3着以内、または芝1600mのOPクラス勝ちがあり、残る7頭は芝1800m以上の重賞の連対馬か、芝1400m以下のOPクラス勝ち馬。

また、連対20頭中、19頭がここまで連対率50%以上の馬。

さらに、連対20頭中15頭が新馬戦で勝ち上がっており、年明けデビューなら、ここまで全勝、かつ重賞勝ち必須です。

枠順で見ると、勝ち馬10頭中、8頭が2ケタ馬番の馬。残る2頭は4番枠と7番枠の馬でした。

牝馬は〔251〕。連対率は牡馬を上回ります。

脚質的には、差し、追い込みがいいのですが、逃げ馬も〔211〕。展開をしっかり読む必要がありそうです。





新潟大賞典(日曜・新潟)


芝2000mのハンデ戦、GⅢ。

過去10年、1番人気は〔023〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔320〕。
6番人気以下〔446〕、2ケタ人気馬〔223〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
1番人気は06年以降の17年、2番人気は11年以降の12年勝ちがない、波乱のハンデ重賞です。

ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
GⅡの金鯱賞から〔110〕。
中山記念から〔020〕。
日経新春杯から〔003〕。
その他、GⅠのジャパンC、ダートGⅠのフェブラリーS、GⅢの小倉大賞典から勝ち馬が。
GⅠの有馬記念、GⅡのAJCC、GⅢの函館記念から2着馬が。
GⅡの日経賞、GⅢの東京新聞杯から3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPの福島民報杯から〔203〕。3着以内4頭に、8着馬。
大阪城Sから〔100〕。4着馬。
大阪―ハンブルクCから〔010〕。2着馬。
3勝クラスから〔232〕。3番人気までで勝ち上がった馬です。

トップハンデは10年で19頭いて〔331〕。
勝ち馬のハンデは59~54キロで、平均すると57キロ。
2着馬は57.5~54キロで、平均57.1キロ。
3着馬は57~54キロで、平均56.3キロ。
ちなみに、23年から基礎重量が1キロ増になったので、平均を算出する時のみ、14~22年のハンデに1キロずつを加えています。
54キロ未満の馬の馬券圏内はありません。

連対20頭すべてに、芝1800m以上での勝ちがありました。

また、連対20頭すべてに、芝2000mの勝ち、または芝2000mのOPクラスでの掲示板がありました。

牝馬は〔000〕。

最後に年齢別で見ておくと、4歳〔253〕、5歳〔212〕、6歳〔125〕、7歳〔420〕、8歳〔100〕。
7歳馬が最も好成績。さらに、7、8歳で馬券に絡んだ7頭の人気は、5、5、5、7、9、10、13番人気。人気薄のベテランに注意が必要です。
ちなみに、5番人気の7歳馬が3勝を挙げています。迷った時の参考までに。





京都新聞杯(土曜・京都)


3歳馬による芝外回り2200m戦、GⅡ。
ダービーへの“東上最終切符”を賭けた1戦です。
21、22年は阪神での施行。データは京都で行われた過去8回です。

1番人気は〔220〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔110〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
6番人気以下の伏兵が馬券に絡まなかったのは、20年のみ。波乱含みの3歳重賞です。

ステップレースを見ていきましょう。
GⅠの皐月賞から〔100〕。10着馬。
GⅡのスプリングSから〔011〕。7着と4着の馬。
GⅢの毎日杯から〔102〕。勝ち馬と、4、7着馬。
共同通信杯から〔100〕。10着馬。
きさらぎ賞から〔001〕。3着馬。
OPの若葉Sから〔010〕。4着馬。
すみれSから〔001〕。5着馬。
最もいいのが1勝クラスからで〔563〕。勝ち馬8頭、2着馬3頭に、4、6、7着馬です。

馬券圏内24頭の前走距離を見ると、2000m以上が14頭、1800mが8頭、1600mが2頭。前走は芝1800m以上が望ましいようです。

また、前走皐月賞の1頭を除く、馬券圏内23頭の人気と着順を見ると、どちらかが“5”以内。加えて、2戦連続で連対を外していたのは1頭のみ。その馬(18年1着ステイフーリッシュ)も前々走は重賞3着でした。近走好調の波は必須のようです。

連対16頭中、10頭に芝2000m以上での勝ち、または同距離OPクラスでの3着以内があり、残りの6頭には芝1800mでの連対歴がありました。

また、連対16頭中、15頭にOPクラス3着以内、または1勝クラスでの連対歴がありました。例外もありますが、このあたりが取捨選択のボーダーラインになりそうです。

キャリア2戦以下の馬は3着に1頭のみ、逆に9戦以上の馬の馬券圏内はありません。


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