桜花賞(日曜・阪神)

3歳牝馬クラシックの第1弾。芝1600m戦、GⅠ。

過去10年、1番人気は〔231〕、2番人気は〔420〕、3番人気は〔122〕。
6番人気以下〔235〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ4回に、万馬券1本。
1~3番人気が連に絡まなかったのは15年だけ。軸は人気馬でよさそうです。

ステップレースを見ていきましょう。
まずは3つのTRから。
GⅡ(GⅢ時代も含む)のチューリップ賞から〔386〕。連対11頭は、3着以内または3番人気までに推された馬。3着6頭は5番人気までで、着順は不問です。ちなみに、チューリップ賞組が馬券に絡まなかったのは21年だけです。
同じく、フィリーズレビューから〔102〕。3頭共、1番人気2着馬。
OP(L)のアネモネSから〔000〕。このTRからの馬券圏内はありません。
その他、GⅠの阪神JFから〔220〕。連対馬。
朝日杯FSから〔100〕。3着馬。
GⅢのクイーンCから〔101〕。連対馬。
シンザン記念から〔100〕。勝ち馬。
フェアリーSから〔001〕。勝ち馬。
OP(L)のエルフィンSから〔100〕。勝ち馬。

馬券圏内30頭のうち、前走がチューリップ賞と朝日杯FS以外なら、連対必須。前走4着以下から巻き返した4頭は、すべて前走チューリップ賞組でした。

また、前走が芝1600m未満だったのはフィリーズレビュー(芝1400m)からの3頭だけで、3頭共、阪神JFでは掲示板確保の馬。マイル実績は重要なようです。

前走人気を見てみると、1番人気15頭、2番人気6頭、3番人気3頭、4番人気3頭、5番人気2頭、6番人気1頭。前走人気にも注意する必要がありそうです。

連対20頭すべてに、重賞連対歴かOPクラスの勝ちがありました。

また、連対20頭すべてがデビュー2戦目までに勝ち上がっていました。

さらに、連対20頭すべてに芝1600mでの勝ちか、芝1600mの重賞3着以内がありました。

連対20頭中、16頭に阪神芝1600mの重賞3着以内があり、残る4頭には、他場の重賞連対歴かエルフィンS勝ちがありました。

キャリア7戦以上の馬の馬券圏内はなく、3~5戦で〔8108〕。狙いはこのあたりでしょうか。

勝ち馬10頭の馬体重に着目すると、10頭すべてが前走時460キロ以上、当日462キロ以上。ある程度の馬格は欲しいところ。ただし、2、3着には小柄な馬も来ています。

枠順では、6~13番枠の馬で〔762〕。真ん中あたりがよさそうです。

先行馬と、差し・追い込み馬の組み合わせが多いレース。展開をしっかり読む必要がありそうです。





ニュージーランドT(土曜・中山)


3歳馬によるNHKマイルCのTR。3着までの馬に優先出走権が与えられます。

過去10年、1番人気は〔130〕、2番人気は〔502〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔227〕、2ケタ人気馬〔112〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
10年のうち、9回で1~3番人気が連に絡む一方、9回で6番人気以下の伏兵が馬券圏内に。人気馬と穴馬の組み合わせだとデータは語ります。

ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
GⅡの弥生賞から〔011〕。
GⅢのファルコンSから〔313〕。
アーリントンCから〔101〕。
京成杯から〔002〕。
その他、GⅢのきさらぎ賞から勝ち馬が。
GⅡのチューリップ賞、GⅢの共同通信杯、シンザン記念、フラワーC、クイーンCから2着馬が出ています。
重賞組の人気、着順は不問です。
OPのマーガレットSから〔100〕。勝ち馬。
アネモネSから〔001〕。4着馬。
1勝クラスから〔332〕。勝ち馬6頭に、2着馬と1番人気5着馬。
未勝利勝ちから〔100〕。1番人気で勝ち上がった馬です。

連対20頭中、17頭が前走3着以内または3番人気までに推された馬。残る3頭は重賞で4、5番人気の馬でした。

連対20頭中、15頭が2勝以上を挙げており、3頭に重賞連対歴がある一方、OPクラスに勝ちがあったのはわずかに5頭です。

牝馬は〔032〕。2着まで。

キャリアは不問です。

難解なTR。秘めた素質と勢いがモノを言いそうなレースです。





阪神牝馬S(土曜・阪神)


牝馬限定の芝1600m戦、GⅡ。
芝1400mから距離が1F延長されたのが16年のこと。従いまして、データは過去8年です。

1番人気は〔221〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔244〕、2ケタ人気馬〔031〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券4本。
近5年連続で、8番人気以下の馬が馬券圏内に来ています。

ステップレースを見ていきましょう。
GⅠの有馬記念から〔110〕。5着馬と15着馬。
ジャパンCから〔010〕。8着馬。
GⅢの京都牝馬Sから〔222〕。3着以内4頭に、6着と15着の馬。
東京新聞杯から〔101〕。勝ち馬。
中山牝馬Sから〔100〕。2番人気14着馬。
愛知杯から〔022〕。人気着順は不問。
京都金杯から〔001〕。3着馬。
OPの洛陽Sから〔100〕。2番人気11着馬。
北九州短距離Sから〔100〕。3番人気13着馬。
3勝クラスから〔122〕。こちらはすべて勝ち馬です。

連対16頭中、前走がGⅠだった3頭を除く13頭は、すべて3着以内または5番人気までに推されていた馬。前走で人気を裏切った馬の巻き返しが目立ちます。該当する馬には、注意が必要です。

また、連対16頭中、9頭に重賞勝ちがあり、5頭に重賞2、3着かOPクラスでの勝ちがありました。残る2頭は、近2走のいずれかで3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬です。

さらに、連対16頭中、12に芝1600mでの勝ちがあり、1頭には芝1600mの重賞2着がありました。残る3頭はここが初めての芝1600m戦だった馬です。

年齢別では、4歳〔463〕、5歳〔322〕、6歳〔103〕。

馬券に絡んだのは3世代のみ。それも若い順にいいようです。


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