高松宮記念(日曜・中京)


2024年、JRA最初の芝のGⅠ。芝1200m戦。

過去10年、1番人気は〔112〕、2番人気は〔240〕、3番人気は〔213〕。
6番人気以下〔334〕、2ケタ人気馬〔114〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
16年を最後に、1番人気は7連敗中。
近年、波乱の度合いは高まっていて、22年は8、5、17番人気の1~3着。3連単は278万馬券となっています。

ステップレースを見ていきましょう。
好相性のレースは3つのGⅢ。
シルクロードSから〔521〕。掲示板7頭に、5番人気15着馬。
阪急杯から〔223〕。4着以内6頭に、1番人気7着馬。
オーシャンSから〔124〕。掲示板6頭に、9番人気6着馬。
その他、海外GⅠの香港スプリントから〔101〕。勝ち馬と3番人気12着馬。
ダートGⅠのフェブラリーSから〔010〕。5着馬。
GⅡの阪神Cから〔011〕。勝ち馬と5番人気8着馬。
GⅢの京都牝馬Sから〔020〕。勝ち馬。
また、外国馬の〔100〕というのもあります。

国内のレースからなら、勝ち馬はシルクロードS、阪急杯、オーシャンSからのみ。そのレースでの、連対または1、2番人気が必須です。
この3つのレースから〔868〕。馬券圏内30頭のうち、22頭を占めています。

前走の距離を見ると、外国馬も含めた馬券圏内30頭中、29頭が芝1200m(18頭)か芝1400m(11頭)。唯一の例外は、ダート1600mのフェブラリーSから2着になった17年のレッツゴードンキです。

外国馬も含めた連対20頭中、16頭に重賞勝ちがあり、残る4頭には芝1200mの重賞に2着がありました。

別の見方をすると、連対20頭中15頭に芝1200mの重賞3着以内があり、4頭には芝1400mの重賞勝ちがありました。例外の1頭は、ここが初の芝1200m戦で、芝1600mの重賞2勝の、22年2着ロータスランド。重賞実績は重要なポイントになります。

牝馬は〔163〕。

年齢別では、4歳〔332〕、5歳〔333〕、6歳〔243〕、7歳〔201〕、8歳〔001〕。
7歳以上の4頭中、3頭が2ケタ人気。人気薄のベテランに注意が必要です。

勝ち馬10頭中、7頭がひとケタ馬番の馬。残る3頭は13、14、16番枠の馬。内枠がやや優勢のようですが、2ケタ馬番の勝利は近4年でのもの。今年も注視したいところです。





マーチS(日曜・中山)


ダート1800mのハンデ戦、GⅢ。
データは過去10年ですが、22年は3着同着。従いまして、10年で3着は11頭となります。

1番人気は〔122〕、2番人気は〔231〕、3番人気は〔102〕。
6番人気以下〔525〕、2ケタ人気馬〔124〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
19年は8、11、12番人気の1~3着で、3連単は124万馬券。波乱のハンデ重賞です。

ステップレースを見ていきましょう。
GⅠのフェブラリーSから〔200〕。12着と13着の馬。
チャンピオンズCから〔100〕。7着馬。
交流GⅠの東京大賞典から〔010〕。4着馬。
GⅡの東海Sから〔111〕。3着馬2頭に、8着馬。
GⅢの武蔵野Sから〔100〕。10着馬。
交流GⅢの佐賀記念から〔101〕。連対馬。
OPの総武Sから〔241〕。掲示板6頭に、6着馬。
アルデバランSから〔100〕。2着馬。
仁川Sから〔014〕。4着以内4頭に、7着馬。
ポルックスSから〔011〕。2着馬と4番人気14着馬。
フェアウェルSから〔010〕。勝ち馬。
師走Sから〔001〕。勝ち馬。
海外OPのコリアCから〔010〕。勝ち馬。
3勝クラスから〔101〕。勝ち馬。
また、地方所属馬の〔001〕というのもあります。
多岐に渡る前走をまとめてみると、例外もありますが、JRA重賞なら人気、着順は不問。交流重賞、OP(リステッド、海外を含む)なら好走または高い人気が欲しいといったところでしょうか。

トップハンデは10年で17頭いて〔020〕。
勝ち馬のハンデは57.5~54キロで、平均すると56.53キロ。
2着馬は57.5~55キロで、平均56.45キロ。
3着馬は57~54キロで、平均56.68キロ。
ちなみに、23年から基礎重量が1キロ増になったので、平均は14~22年のハンデに1キロプラスした数値となっています。
馬券に絡むのは54キロ以上(今年は55キロ以上)の馬。
逆に、58キロ以上の馬が馬券に絡んだのは、11年前の2013年が最後。それ以降は57.5キロ(今年は58.5キロ)までとなっています。

連対20頭中、18頭にダート1800mでの勝ちがありました。

また、連対20頭中、重賞勝ちが6頭、OP勝ちが8頭、5頭はOPクラスに掲示板があり、1頭はここが初のOPクラスだった19年の勝ち馬サトノティターンです。
OPクラスの掲示板があれば好走できてしまうあたりに、馬券を難解にしている要素がありそうです。

牝馬は〔001〕。当日3番人気だった馬。

年齢別では、4歳〔121〕、5歳〔332〕、6歳〔444〕、7歳〔212〕、8歳〔002〕。
6歳、5歳を中心に、まんべんなくのイメージです。





日経賞(土曜・中山)


芝2500m戦、GⅡ。

過去10年、1番人気は〔330〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔035〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
勝ち馬は4番人気までとなっています。

ステップレースを見ていきましょう。
好相性のレースは3つ。
GⅠの有馬記念から〔443〕。
GⅡの日経新春杯から〔310〕。
AJCCから〔222〕。
この3つのレースで〔975〕。馬券圏内の2/3を占めています。
この21頭のうち、掲示板確保は14頭。大敗からの巻き返しも7頭います。
その他、GⅠのジャパンCから〔010〕。12着馬。
菊花賞から〔010〕。2着馬。
ステイヤーズSから〔002〕。1番人気(9着)と2番人気(5着)の馬。
GⅡの中山記念から〔001〕。4着馬。
GⅢの小倉大賞典から〔001〕。勝ち馬。
中山金杯から〔001〕。3着馬。
3勝クラス1着馬の〔110〕というのもあります。

前走距離を見てみると、連対20頭は芝2200m以上。芝2000mからの馬は3着までです。

連対20頭中、18頭に芝2200m以上の重賞に3着以内がありました。

また、勝ち馬10頭中、8頭に重賞勝ちがあり、残る2頭にも重賞2、3着が。勝つためには、重賞実績は必須のようです。

牝馬は〔111〕。当日4番人気までに推されていた馬。

年齢別では、4歳〔541〕、5歳〔323〕、6歳〔223〕、7歳〔022〕、8歳〔001〕。
4歳馬に好走が多く、若い順にいいようです。





毎日杯(土曜・阪神)


3歳限定重賞。芝1800m戦、GⅢ。

過去10年、1番人気は〔233〕、2番人気は〔331〕、3番人気は〔121〕。
6番人気以下〔112〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ5回に、万馬券1本。
馬券圏内30頭中、26頭が5番人気以内の馬。堅めの重賞です。

ステップレースを見ていきましょう。
GⅡの弥生賞から〔001〕。4着馬。
GⅢの共同通信杯から〔501〕。6着以内の馬。
シンザン記念から〔100〕。2番人気6着馬。
きさらぎ賞から〔021〕。4着以内の馬。
アーリントンCから〔020〕。1番人気5着と2番人気7着の馬。
OPのすみれSから〔001〕。3着馬。
1勝クラスから〔445〕。すべて3番人気以内で、勝ち馬11頭に、2着馬2頭。
新馬勝ちから〔010〕。1番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔011〕。1、2番人気で勝ち上がった馬です。

共同通信杯組と1勝クラス連対馬で〔946〕ですから、この2つは要注目のステップと言えそうです。

連対20頭中、15頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、4頭は芝1600mで2勝を挙げていた馬。残る1頭は、芝1600mでの1勝に加え、OPに2着があった馬です。

2勝馬のOP実績は不問ですが、1勝馬で連対を果たした10頭中、6頭にOPクラスでの掲示板がありました。必須ではありませんが、勝ち星を補うには、OPクラスの好走歴がほしいといった感じでしょうか。

牝馬は〔000〕。

キャリア1戦の馬は2着まで。逆に、6戦以上の馬は3着までとなっています。


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