まもなく小倉です。
新幹線で4時間40分。体が固まる…(笑)。

オンラインビギナーズセミナーは、ちょっぴり難しかったでしょうか。
“上がりの競馬”と言われる“よーいドン”のレースは、スローだけど瞬発力勝負。スローでも前残りにならないパターンもあります。それが去年のジャパンカップ。
一方、18年のアーモンドアイのレースは、縦長だけど平均ペース。それゆえ、力通り?の決着で、前めで進めた馬が上位を占めました。それでいて2分20秒6のレコードですから、3歳牝馬のアーモンドアイ恐るべしです。
今年はハイペースで飛ばす馬がいるので、おそらくどちらにも当てはまらない展開になりそう。
昨日も書きましたが、川田騎手は“3歳2キロ+牝馬2キロ=4キロ”のアドバンテージをどう使うのか?マークするより、マークさせたほうが相手を欺ける気がするんだけどなぁ…。
新幹線の中で“大作”を作りました(笑)。読んでみて下さい。

ちなみに両メインは12Rです。お間違いのないように!
それでは日曜の気になる馬たちです!



東京12R
ジャパンカップ
◎2イクイノックス
○1リバティアイランド
△10ダノンベルーガ
△5ドウデュース
△14ディープボンド

過去10年の勝ち馬10頭中、9頭までもが7番枠より内の馬。今年は奇遇にも、有力馬の多くが内枠に入った。
3着以内で見ても、30頭中、22頭が7番枠より内。客観的に見て、内枠有利の傾向は否めない。

ハナを切るのは二の脚で8パンサラッサ。
3タイトルホルダーは2番手追走。
ジャックドールが飛ばした天皇賞・秋と同様のポジションなら、2イクイノックスはその後ろに位置するか。
それをマークするなら、1リバティアイランドはその後ろ。前で攪乱するなら、こちらが3番手。
急遽の乗り替わりだった5ドウデュースの戸崎騎手も、今度は本来の後方待機。
ペースが上がれば、より末を活かせる10ダノンベルーガも後方から。
有力どころはそんな位置取りになると読む。

◎2イクイノックスの不安材料は、レコードの反動と、初の中3週。
ただ、ノーザンFの大目標であるジャパンカップはこの馬でという、そもそものプランだったはずで、このローテに不安があるなら、中3週の組み立てを選ばなかったはず。
レコードの反動に関しても、日曜の坂路で自己最速を出しているように、体調面に翳りはない。
となれば、どちらも杞憂に終わると見るのが妥当か。
世界一の馬が、世界一の走りを見せてくれると信じたい。

○の1リバティアイランドは、初の古馬牡馬との対決。
牝馬3冠馬としては、12年のジェンティルドンナ、18年のアーモンドアイが優勝。20年のデアリングタクトは3着。
では1リバティアイランドは?
そこが今年のジャパンカップの最大のポイントとなる。
脚質の違いや、相手の違いもあるので、ひと括りにするのはナンセンスかもしれないが、ジェンティルドンナとアーモンドアイは、レースでは最大のライバルの前に位置していた。一方、デアリングタクトは後ろから。
新馬戦で31.4秒の驚異の上がりを見せたとはいえ、あれは平坦の新潟。坂のある東京で、後ろからあの2イクイノックスを差し切ることができるのだろうか。
3タイトルホルダーは4コーナー先頭が好走パターンで、8パンサラッサを早めに捕まえに行くと、長い直線で余力を無くす。
2イクイノックスより前で進めた1リバティアイランドが、そのタイミングで仕掛けて、4キロのアドバンテージで粘り込む競馬に活路を見出だすのではと考えたが、果たして?
しかし、これをまた2イクイノックスが力でねじ伏せると、1リバティアイランドは苦しくなる。その時は、後方待機の古馬勢が襲いかかってくる。

ただし、昨年の覇者9ヴェラアズールは、昨年の京都大賞典もスロー、ジャパンカップまでスローの瞬発力勝負。これがハマった感がある。ジャパンカップはムーア騎手の“神騎乗”と言われる所以も、そこにある。
今年はその流れにならないはずで、近走成績から狙いを下げざるを得ないか。

また、昨年の牝馬2冠馬17スターズオンアースは休み明け。過去10年の馬券圏内30頭すべてが中9週以内というのを考えると、やはり厳しいと言わざるを得ない。

単穴不在で、3番手以下は△に。
ハイペースで流れた昨年の天皇賞・秋では2イクイノックスに次ぐ、32.8秒の上がりを駆使した△10ダノンベルーガ。
一番の展開利はこの馬にありそう。今年はモレイラ騎手の“神騎乗”に期待。

加えて、戸崎騎手が2度目の騎乗となる△5ドウデュースの巻き返しにも注目だ。
前述のように、この馬も定位置たる後方からの競馬になるはず。

この10年、6歳馬に馬券圏内はないが、14ディープボンドは押さえたい。
前走のみならず、宝塚記念でも後ろから進めて、2イクイノックスの0秒4差5着。年齢的にもラストチャンス?前走で終いの伸びがわかったなら、腹を括った位置取りで末に賭けるはず。

○も含め、この4頭を◎の相手にとりたい。

馬券は、◎1着固定の3連単フォーメーション。メリハリをつけて。



京都12R
京阪杯
◎3シングザットソング
○10ルガル
▲9グレイトゲイナー

とにかく波乱のスプリント重賞。
京都で行われた13~19年の勝ち馬は、すべて7番枠より内の馬。
内の先行馬が狙いとなる。
迷いに迷って、◎は3シングザットソング。
前走は初の6F戦。後ろからクビ差の2着まで追い込み、距離適性の高さを示す結果に。
フィリーズレビューを勝った時は好位から進めているように、流れに乗った競馬も可。鮫島駿騎手が連続騎乗で京阪杯向きの競馬をするはず。
ちなみに鮫島駿騎手は、阪神での施行だが、昨年は17トウシンマカオで優勝している。

○は10ルガル。
この馬も1200mの経験は1度だけだが、京都の葵Sで2着と適性は高い。
前走が好相性のスワンSを追い込んで4着。本来は前々の馬。どんな競馬もできるのが強みとなる。

穴は連勝中の9グレイトゲイナー。
勝ち馬の枠からは、ふたつ外になったが、ここに来ての充実は見逃せない。時計不足は、最終週の荒れた馬場ゆえ、調子のよさで補える。
行きたい馬が近走行けてないのを見ると、この馬がハナか2番手。この枠でも狙いは立つ。

この3頭で、3連複の2頭軸を3本作って総流し。一足早い年末ジャンボ馬券(笑)。


good luck!

Xは@hasetake36