サンサ―フ SPECIAL EDITION "DIVER" ARTVOGUE SS39275 | アメカジショップ「ザ ホワイツ ウルフ」のマスターの日記

アメカジショップ「ザ ホワイツ ウルフ」のマスターの日記

広島にアメカジを!アメカジショップ「ザ ホワイツ ウルフ」のマスターが 商品やその日の出来事を紹介します。

 

サンサーフのアロハシャツスペシャルエディションのバックパネルをご紹介します。

 

バックパネルとは後ろ見頃にデザインが入り、前面は基本的にポケット部分にデザインが入るパターンです。

 

この仕様はアート感のある独特のデザインの物が多く、前面は50‘sのオープンシャツを思わせる雰囲気もありカッコいい仕様です。

 

 

アロハシャツの全盛期は40年代50年代です。

 

その頃にはアメリカ本土のブランドが参入し、斬新なアイデアが投入されています。

 

なかでも1940年代後期に登場したブランド「アートヴォーグ」はバックパネル・パターンを数多く手掛け、デザインパターンのひとつとして定着させました。

 

同ブランドのテキスタルデザインを手掛けていたのが、ポール・ゴーギャンと同じポスト印象派の画家「ウルフギャング・ウルフ」でした。

 

いかした名前ですね。

 

フランスとドイツの国境地帯で生まれた彼は、1934年にタヒチへ移住し、ポリネシアをテーマにした作品を生み出します。

 

やがてそれらのアートワークが評価され、彼はカリフォルニアを拠点に活動し、1940年代後半より商業デザイナーとして名を馳せました。

 

今回ご紹介するのもそのウルフギャング・ウルフの監修したアロハシャツです。

 

「サンサ―フ SPECIAL EDITION "DIVER" ARTVOGUE SS39275」です。

 

ブラックとレッドがありますのでブラックからご覧ください。

 

まずは正面からどうぞ。

 


 

 

 

生地はヴィンテージと同じ ホップサックという生地です。

 

レーヨン90%コットン10%で粗目の風合い、いつものレーヨンより厚さや重さがある生地です。

 

ヴィンテージのバックパネルはこの生地が多いそうで、サンサーフも以前はこの生地で復刻していましたが、厚手なので通常のレーヨンの方が良いという声もあり、ここ数年はレーヨン100%で作っていました。

 

今年は原点にかえりヴィンテージの再現でホップサックで作っています。

 

どうもマニア度が高い人ほどホップサック支持の方が多い様に思いますよ。

 

個人的にはこっちの方が好きです。

 

 

 

ポケットには後ろと関連する柄が入ります。

 

 

ブラックにネオングリーンが映えますよ。

 

 

ハワイの熱帯魚キヒキヒも可愛い。

 

 

後ろです。

 

一面にハワイの海の中で魚を捕るダイバーの構図が迫力一杯で描かれています。

 

 

 

 

ホップサックの粗目の生地感がより表情を豊かにします。

 

 

印象派の画家のデザインなので色使いもやはり違いますね。

 

 

 

 

 

 

ショートパンツに合わせみましょう。

 

パンツは先日入荷のクッシュマンのミリタリーチノショーツです。

 

ベーシックでトップスを選ばず合わせていけます。

 

 

 

 

足元もクッシュマンの大好評のレトロなスニーカーです。

 

キャンバス地にレッドのラインが効いていますよ。

 

 

 

ホップサックの生地は通常のレーヨンよりコシと重さがあるので、前を開けても着ても形が綺麗に出ますよ。

 

ストンと落ちる感じです。

 

 

首元は広島在住の作家M.O.Sのハンドメイドのペンダントです。

 

鯨骨を削り出し加工したものをトップに据え、ナバホパールをはじめとし、天然ターコイズ・ホワイトハーツ・カレンシルバー・バッファローホーン・レッドジャスパーと多種多様な部材でデコレイトしていますよ。

 

 

 

 

インにはデラックスウエアのタンクトップです。

 

こちらもしっかりとウエイトのあるタンクなので、単独で着た時も形が綺麗に出ますよ。

 

 

 

 

 

 

ブラックは鉄板のカッコ良さですが、夏なので元気なレッドも良いですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サンサーフのトートバックにクッシュマンのスニーカーのイエロー、こんな感じでいくと夏のバカンスの気分も上がりますね。

 

 

 

首元はM.O.Sのペンダント、こちらのトップはbrass(真鍮)溶解プレートに槌目を入れ整形し矢じりを思わせる形状に、さらにSLV950ナバホメダルでデコレイトしています。まわりはナバホパール(シルバー)、天然ターコイズ、大・小のホワイトハーツといったバラエティに富んだ素材をセンス良く組み上げた一点物の作品です。

 

 

 

 

バックはサンサーフの ”HULA FESTA" ビーチトートバックです。

 

カリフォルニアを拠点に世界で活躍するアーティスト、SHAG(シャグ)のデザインしたトートです。

 

 

50~60年代を彷彿させる"TIKI"や"COCKTAIL"をテーマにした彼の作風は、アメリカのみならずヨーロッパでも高い評価を受けています。

 

色合いも独特で持つだけで楽しくなるトートです。

 

 

 

足元は大好評のクッシュマンスニーカーのゴールドです。

 

ショートパンツに合わせて履いみたいカラーです。

 

 

 

 

背中全面をキャンバスに見立てたバックパネル・パターン、サンゴ礁の海で漁をするダイバーを独特のタッチで描いているたこの作品は、第一線の画家がデザインしたアロハシャツだけあり、一味違うアートな雰囲気が大きな魅力になっています。

 

今回は当時のホップサック生地で復刻した通好みの一着です。

 

そのような興味深い背景は色々ありますが、アロハシャツとしてみた時にとてもカッコ良く、着るだけでワクワクするような仕上がりになっています。

 

是非実物を羽織ってみてください。