ジェラードの新入荷のカットオフスウェットをご紹介します。
60年代のVなしに変わる最後のガセット付きスウェットをイメージして製作しています。
さらに7分袖のカットオフ仕様にすることで、シンプルな無骨感を漂わせる一着になっています。
「ジェラード 6Th Man AB71218-ブラック」です。
生地は吊り編み機で編み立てられたコットン100%のスウェットです。
糸に余分なテンションを掛けず丁寧に編み立てる事で、糸そのものの自然な風合いの柔らかくふっくらとした生地感になっています。
起毛無しの裏毛(パイル地)になっていますので、吸湿性もありこれからの時期に楽に着れる薄手のスウェットです。
やや幅の狭いネックは、着込んでいく事で程よくクタッとした古着感が出てきそうです。
前Vタイプのガゼットの取り付けは3本針が主流ですが、あえて古臭く2本針になっています。
袖丈は7分くらいです。
無造作にカットオフした雰囲気の袖です。
裾のリブもクタッと感が出てきそうですね。
内側はパイル地になっています。
ジェラードのミリタリーチノ41カーキに合わせてみました。
インチアップで穿かせていますので、よりルーズ感が出ています。
ジャストで穿くとこれくらいの感じです。
切れているサイズの再入荷は5月予定です。
Mサイズを着せています。
首の広がり具合や肩幅の感じ、身幅と着丈のバランスをご覧ください。
程よくルーズな絶妙なシルエットです。
ボディーの風合いに合う袖口ですよ。
ジェラードの森さんと後藤さんの着画がありましたのでお借りします。
重ね着も出来ますね。
後藤さんは41コバートに合わせています。
41カーキトラウザーズをコバート生地で作ったパンツです。
フェード感のあるブラックのカットオフスウェットは、杢調のコバートパンツにも良く合いますね。
このスウェットは製品仕立てした後で硫化染めで仕上げています。
硫化染めの後染めは、経年変化が出やすい技法です。
着込んで洗っていく事で色落ちが進み、旧式の力織機で編み上げたスウェット地はクッとした風合いが増してきます。
無造作にカットオフして長年着込んだ愛用の7分スウェット、そんな一着です。
16800円 + TAX です。