バズリクソンズのミリタリーシャツをご紹介します。
ジョンレノンが反戦コンサートで着ていたワッペン付きの有名なシャツのベースになるモデルで、1952年から1989年まで採用されたアメリカ陸軍のファティーグシャツ OG-107です。
WWⅡ系とは少し違うベトナム感が強く漂うミリタリーシャツです。
「バズリクソンズ SHIRT MAN`S COTTON SATEEN OLIVE GREEN SHADE 107 BR28267-149」 です。
1954年から55年にかけて米軍は主力戦闘服の生地をへリンボン・ツイルから8.5オンスのコットン・サテンに改変しています。
その色調は初期はOG-7、57年からOG107に変わりました。
OG107は色番的な意味でOlive Green,Shade 107の略です。
このモデルはコットンサテンのOG107と言われるオリーブグリーンで、いかにもベトナム感のある色合いです。
2002年公開のメル・ギブソン主演の映画「ワンス&フォーエバー」の中で、ベトナムに赴く兵士達が着ていたのがコットンサテンのOG107のセットアップでした。
素材感も柔らかく半袖Tやタンクトップの上にサラッと羽織る様な着方ができ、インにサーマルを着れば冬場も使えるオールシーズンで着れる素材感です。
一味違う色合いを他のミリタリーカラーと比べてみて下さい。
右のM-65は有名なオリーブですね。
OG107は、それより薄いオーリーブです。
左は海兵隊系のヘリンボーンのオリーブです。
こちらともまた違う色合いですよ。
シンプルですが滲み出る存在感があり、機能美も感じさせますね。
台襟のない襟は、第一ボタンを外して開襟型で着用するのが一般的だったそうです。
台襟無しのこの雰囲気も良いですよ。
いわゆる日常のシャツとは一味違いますね。
ミリタリー感一杯の大き目のポケット。
フラップにはペン差しの穴があり、中にはペンを入れる小ポケットが付いています。
ボタンも古着で見るようなリアルなボタンを復刻。
ミリタリーとして動きやすいようなユル目のシルエット。
初期型はカフスのある「シャツ袖」で、セカンドモデル以降はカフスのない「筒袖」になるそうです。
これは初期型の復刻なのでカフスがあります。
戦闘服なので大量に生産できるようにシンプルな縫製になっており、そこが魅力でもあります。
摘まんでステッチ入れるだけの縫製ですよ。
内皮の裾には官給品としてミルスペックのラベルが。
ミリタリーミックスな感じでどうでしょうか。
シュガーケーンのウォバッシュストライプのオーバーオールに合わせてみました。
インはデラックスウェアのブラックスウェットに真鍮のペンダントでシンプルに。
足元はロンウルフのロガーブーツです。
工場廃業にともない廃版が決定したコスパも高い名品です。
前を閉じても良い雰囲気です。
コットンサテンOG107、この生地は味わいがありますね。
映画で見る様ないかにもベトナム感のあるシャツですが、それだけミリタリーミックス的に使った時に雰囲気が出てきます。
さらに軽くて柔らかいコットンサテンの素材感は、夏に向けも着やすい素材です。
色々な合わせ方が楽しめる、オシャレ感のあるゴリゴリのミリタリーシャツです。
16800円 + TAX です。